「米国株、15日上昇、18日下落」
「NYダウ、14日終値に対して18日取引時間中高値まで1000ドル超の上昇、その後は伸び悩む」
「6月米国小売売上高、前月比1%増加」
「NY連銀製造業景況調査、7月のサプライチェーン改善の兆しも」
「ミシガン大学消費者調査、インフレへの警戒感が緩む」
「原油価格の足元の上昇には注意が必要」
日本は3連休でした。15日金曜日と18日月曜日の米国株の動きを記載します。
ニューヨークダウ ナスダック総合指数
15日 31288ドル(+658ドル) 11452P(+201P)
18日 31072ドル(-215ドル) 11360P(-92P)
15日に上昇して、18日は反落しました。NYダウは、14日木曜日の終値30630ドルと比べると、18日の取引時間中の高値31644ドルまで1000ドル以上、上昇しています。18日は結果的に反落となりましたが、短期的な大幅上昇に対する反動と捉えることが適切でしょう。
先週14日に決算を発表したJPモルガンこそ、14日の株価の反応はネガティブでしたが、15日に決算を発表したウェルズファーゴ、ブラックロック、シティグループは軒並み大幅高の反応となっていました。金融機関の決算に対する株価の反応も総合的にはポジティブな結果と受け止められます。
15日には、米国の重要な経済指標が発表されました。
米国小売売上高(7月15日発表)
前年同月比 前月比
4月 +7.8% +0.7%
5月 +8.2% -0.1%
6月 +8.4% +1.0%
6月の小売売上高は前月比で1%の増加です。消費者物価の上昇率と比べると、前年同月比増加率が物足りない数字にも見えますが、前向きな数字と捉えられました。
7月の小売売上高(前年同月比、季節調整せず)
全体 6951億ドル(+570億ドル)
ガソリンスタンド 762億ドル(+254億ドル)
(除くガソリンスタンド)6188億ドル(+316億ドル)
↓
(除くガソリンスタンド)の増収率は+5.3%
季節調整をしないデータでは、小売売上高の増収率は8.9%。ガソリンスタンドを除くと5.3%の伸びにとどまります。ガソリンの調達に対して家計の負担が大きく、他の分野の消費が落ちているとも考えられます。
7月ニューヨーク連銀製造業景況指数(7月15日発表)
現況 先行き
景気指数 +11.1(+12.3) -6.2(-20.2)
新規受注 +6.2(+0.9) 0.0(-13.5)
配達時間 +8.7(-5.8) -9.6(+4.1)
支払価格 +64.3(-14.3) +43.5(-14.9)
7月の製造業の配達時間において「長くなっている」との回答は19.1%(6月26.5%)、「短くなっている」は10.4%(6月12.0%)でした。「長くなっている」との回答が減っています。サプライチェーンの改善を示すデータになります。支払価格についても、上がっているとの回答の割合がやや低下しています。水準はまだまだ相当に高いですけどね。
7月ミシガン大学消費者態度指数(7月15日発表、前月比)
総合指数 51.1(+1.1)
現況指数 57,1(+3.3)
期待指数 47.3(-0.2)
ミシガン大学の消費者態度指数については、6月と比べて現況指数が改善しています。発表元の指摘を以下に記載します。
「1年先までのインフレ率中央値」5.2%(過去5か月間と変わらず)
「長期予想インフレ率」2.8%(過去11カ月は2.9~3.1%)
「今後5年から10年の物価は変わらない、もしくは下がると予想する消費者は26%=1年前の11%に対して上昇」
先行きの物価に対して、インフレ傾向が落ち着くと見る消費者の割合が上昇しています。原油価格の下落が消費者心理に対してインフレ鎮静化期待の効果を与えていると思われます。その観点では、原油先物価格が先週の安値90ドルに対して102ドル台まで上昇したことには、注意が必要とのことでしょう。
☆
中国の6月データも以下に記載します。4月をボトムに6月にかけて上昇しています。
中国 小売売上高
4月 2兆9483億人民元(-11.1%)
5月 3兆3547億人民元(-6.7%)
6月 3兆8742億人民元(+3.1%)
中国 工業生産高(前年同月比)
4月 -2.9%
5月 +0.7%
6月 +3.9%
中国 自動車生産高(前年同月比)
4月 128万2000台(-43%)
5月 199万3000台(-4.8%)
6月 257万7000台(+26.8%)
そのうち新エネルギー車の生産高
4月 33万台(+42%)
5月 50万台(2倍)
6月 60万台(2.2倍)











