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「米国6月消費者物価指数、極めて高い伸び、前年同月比9.1%上昇、前月比1.3%上昇」

「7月FOMCで1%利上げ、確率78%に上昇」

「2年債利回り大幅上昇、10年債利回りは上昇後に低下に転じる」

「ナスダック指数は小幅安、半導体関連株が高い」

 

 

 

 

 

13日の米国株は下げました。下落率は、ニューヨークダウが0.6%、ナスダック指数は0.1%でした。

 

 

米労働省から6月の消費者物価指数が発表されました。総合で前年同月比9.1%、前月比でも1.3%と、極めて高い伸びとなりました。以下に記載します。

 

 

 

6月の米国消費者物価指数(単位 %)

 

              前年同月比        前月比

総合             +9.1       +1.3

食料            +10.4       +1.0

エネルギー         +41.6       +7.5

コア(除く食料・エネルギー)  +5.9        +0.7

衣料品            +5.2           +0.8

新車            +11.4                 +0.7

中古車            +7.1              +1.6

アルコール飲料        +4.0                +0.4

住居関連           +5.6                +0.6

車の維持費          +7.9                +2.0

航空運賃          +34.1              -1.8

 

 

消費者物価指数が高い伸びを示したことを受けて、7月のFOMCにおける利上げ幅が拡大するとの見方が高まりました。CMEグループの「Fed Watch」を見ると、7月27日のFOMCにおける利上げ幅は「1%になるとの確率が78%」、「0.75%が22%」となっています。

 

 

1日前は、「0.75%が確率92.4%」で「1%は7.6%」でした。まさに、消費者物価指数の高い伸びを受けて、7月FOMCにおいて、0.25%分の利上げ幅が上乗せされたことになります。

 

 

利上げ幅の拡大予想を受けて、米国2年債利回りは3.2%まで急上昇しました。前の日と比べて0.15%Pの大幅な上昇です。

 

 

一方、10年債利回りは3.07%まで上昇した後、2.9%まで低下しました。予想される利上げ幅が拡大した結果、長期の成長が抑制されて、10年債利回りは低下する構図です。

 

 

金融引き締めのペースが拡大する状況下では、グロース株が下げるのが一般的です。しかし、ナスダック総合指数は、前日比で200Pほど下げて始まった後、一時プラスになる場面もあり、終値は小幅安でした。

 

 

従前の市場予想以上の利上げ幅が7月のFOMCで実施される見方が強まりましたが、グロース株への影響が限定的だったことは興味深い点です。

 

 

6月FOMCの結果、マーケットは7月~12月の4回のFOMCにおいて、累計1.75%の利上げが実施されることを織り込んでいます。株式市場が比較的静かな反応にとどまったのは、7月の利上げ幅が1%になったとしても、累計4回の利上げ幅については修正の必要性は薄いと捉えているためでしょうか。それとも累計2%の利上げ幅まで織り込み済みなのでしょうか。それとも原油価格が足元で下落しているので、秋以降の物価上昇率が鈍ると考えているのでしょうか、あるいは株式市場は既に来年の金融緩和に関心が向かっているのでしょうか、そのあたりの議論を深めることが有効でしょう。

 

 

13日の米国株式市場では、ASML、TSMC、ラムリサーチ、クアルコム、AMD、エヌヴィディアなどの半導体関連株が総じて上昇しました。

 

 

 

 

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