「11日の米国株は下落」
「米国10年債利回り、大幅低下で再び3%割れ」
「不動産流通業者のレッドフィン、10%安、52週高値の7分の1以下に」
「"住宅契約のキャンセル"高水準に」
「金利上昇で契約が維持できない案件が増加」
「半導体関連株も下落」
「ローツェ、受注増加が続く」
11日の米国株は下げました。下落率は、ニューヨークダウが0.5%、ナスダック指数が2.2%でした。
米国10年債利回りは一時、2.96%台まで低下しました。先週末の3.1%に対して0.13%の大幅な低下です。経済状態悪化への警戒感が高まり、株価が下げました。
ナスダック市場に、不動産流通業者の「レッドフィン」(RDFN)という企業が上場しています。11日の株価は前週末比で10%下落して8ドル48セントとなりました。52週高値が63ドルですから、高値から7分の1以下になっています。不動産流通業者の株価急落は、今後の不動産市場が停滞することを示します。
レッドフィンは11日、「6月の住宅購入契約のキャンセルが約6万件に達した。これは同月に契約案件のうち、14.9%に達する」と発表しました。14.9%は、2020年3月のコロナショック以来の高い数字だそうです。
同社では「6月に住宅ローン金利が6%近くまで上昇した時に、多くの契約者が取引から手を引いた」としています。金利の上昇によって、支払金利が増えるため、契約をキャンセルした購入者が増えていることを示すデータです。
住宅購入契約者のキャンセルが相次ぐと、住宅が売れなくなり、景気が悪くなって、今度は長期金利が低下して、住宅ローン金利が低下して、住宅契約のキャンセルが減少するという段階に入ります。しかし、その過程で、経済が大きく悪化してしまえば、修復が難しくなるので、そこをマーケットは恐れています。
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11日の米国市場では、半導体関連株も軒並み安となりました。
11日には、東京市場で東京エレクトロン(8035)の株価も下げました。東京エレクトロンは一部証券会社から投資評価が引き下げられました。
レーザーテックの株価も11日には3.4%下落しています。
民生用エレクトロニクス商品の売上不振を背景に半導体関連の需要に対する警戒感が強まっています。世界の多くの半導体関連株は、52週の安値を6月~7月にかけて示現するなど、先行きの需要不振を反映した株価動向にあります。今後の現実的な収益の悪化がどの程度、株価に響くのか、注意する段階にあります。
11日には、半導体ウエハーの製造過程で使用される搬送装置を軸とした自動化装置のメーカーであるローツェ(6323)が3-5月期決算を発表しました。以下に示します。
ローツェ(6323)の3-5月期
受注高 277億円(前年同期比3倍増)
売上高 216億円(同+50%)
営業利益 50億円(+76%)
ローツェの受注高は、売上高を上回りました。3-5月期においても、受注高が売上高を上回る状態にあります。産業界全体では、出荷の遅れが受注残高の増加につながっている面もありますが、将来計上する売上高や利益を積み上げている状態が続きます。
ローツェの株価は4月高値13580円に対して、先週4日月曜日に安値7870円を付けています。今回の決算内容に対する株価の反応は、半導体関連株への対応を考えるうえで重要な試金石となるでしょう。











