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「7日のナスダック指数、2.2%の上昇率」

「金利上昇・原油価格上昇→しかし、ナスダックの方がNYダウよりも強い」

「半導体関連株、軒並み大幅高」

「半導体関連株、セーリングクライマックスを越えたか?」

「8日に雇用統計発表、賃金上昇率は5%を下回るか」

 

 

 

7日の米国株は上昇しました。上昇率は、ニューヨークダウが1.1%、ナスダック総合指数が2.2%でした。ナスダック指数は始値がほぼ安値、終値は高値に近く、右肩上がりの日中足を形成しました。

 

 

米国10年債利回りは、前の日と比べて0.1%ほど上昇して、3%前後となりました。先週28日の最も高い水準が3.25%。今週6日の最も低い位置が2.74%。その中心が3%水準です。

 

 

6日に95ドル台まで下げていた原油先物価格は104ドル台まで上昇しました。

 

 

金利低下、原油価格下落の状況下でグロース株の値動きが強くなっていたのが、先週後半からの米国株の特徴です。7日は、金利低下・原油価格下落が一服しましたが、それでもナスダック指数の動きが強くなりました。

 

 

7日は金利上昇・原油価格上昇ですが、ナスダック指数の上昇率はニューヨークダウを上回っています。グロース株が相対的に強い動きです。金利上昇・原油上昇には限界があると市場は見ているようです。

 

 

金融引き締め、金利上昇、インフレ進行に対する過度な警戒感が薄れてきたと解釈されます。

 

 

7日の米国市場では、ここまで厳しい下げを見せてきた半導体関連株の上昇が目立ちました。

 

 

半導体製造装置で世界トップの時価総額にあるASMLの株価は451.90ドル(+23.02ドル、+5.37%)となりました。7月5日の52週安値は412ドル台です。

 

 

台湾の半導体受託生産で世界トップメーカーTSMCの株価は80.65ドル(+5.09ドル、+6.74%)でした。5日の52週安値73.74ドル。

 

 

ASMLもTSMCも5日の安値を付ける際に出来高が通常の3倍の水準まで膨れ上がっていました。セーリングクライマックス的な現象を読み取れるような状況でした。

 

 

他の半導体関連株も、7日は軒並み高となりました。

 

 

 

エヌヴィディア  158.58ドル(+7.28ドル、+4.81%)

AMD       79.30ドル(+3.95ドル、+5.24%)

クアルコム    134.40ドル(+7.34ドル、+5.78%)

AMAT       90.75ドル(+4.19ドル、+4.84%)

ラムリサーチ   414.88ドル(+23.19ドル、+5.92%)

 

 

株価が1年間で半分になった銘柄に対して、安値から10%株価が上昇しても、大きなトレンドが変わったとの根拠はありません。しかし、金融引き締めペースや金利状況、商品相場の動きとの組み合わせを考慮しつつ、株価の底入れの可能性を考慮するのもまた、合理的な発想だと考えます。

 

 

           ☆

 

 

米国時間8日には、6月の雇用統計が発表されます。7日には労働省から新規失業保険申請件数が発表されています。以下に示します。

 

 

 

米国 新規失業保険申請件数(週次・米国労働省)

~7月2日  235000件

~6月27日 231000件

~6月20日 233000件

~6月13日 231000件

 

 

週間新規失業保険申請件数は、3月から4月にかけての時期には、20万人を割ってきました。ISMから発表されている雇用指数にも、雇用の弱さが反映されています。6月雇用統計は弱めのデータが予想されます。雇用データにおいて、賃金伸びの抑制が確認されると、インフレ進行も抑制されるとの読みが働きます。民間企業の時間当たり賃金の前年同月比上昇率の推移を以下に示しておきます。

 

 

1月  5.44%

2月  5.19%

3月  5.62%

4月  5.46%

5月  5.23%

 

 

 

 

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