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「28日の米国株は下落」

「ナスダック総合指数、約3%の下落」

「消費者信頼感指数、期待指数が2013年以来の低水準」

「インフレ進行の消費への影響を注視」

 

 

 

 

28日の米国株は下げました。下落率は、ニューヨークダウが1.5%、ナスダック総合指数が約3%でした。寄付きは両指数とも反発で始まりましたが、次第に売りが優勢となりました。日中足右肩下がりです。

 

 

28日に発表されたコンファレンスボード消費者信頼感指数を以下に示します。

 

6月コンファレンスボード消費者信頼感指数(カッコ内は前月比)

総合指数   98.7(-4.5)

現状指数  147.1(-0.3)

期待指数   66.4(-7.3)

 

 

特に期待指数の大幅な低下が見られました。発表元によると、期待指数は2013年3月以来の低水準です。インフレ進行が消費の先行きに悪影響を与えるとの見方が強く存在します。株価の重石です。

 

 

 

28日は住宅価格指数も発表されました。4月のデータを時系列的に示します。

 

 

S&Pケースシラー住宅価格指数(20都市)

                        前年同月比     前月比

1月        +18.9%   +1.3%

2月        +20.2%   +2.4%

3月        +21.1%   +3.0%

4月        +21.2%   +2.2%

 

 

予想されたデータですが、高い伸びが続きました。

 

 

             ☆

 

 

日本では、5月締めの決算発表が本格化します。2月本決算企業の第1四半期です。小売業が多く、時節柄、輸入品の物価上昇、原価上昇の利益面への影響が警戒されています。

 

 

衣料品チェーンのしまむら(8227)が27日に発表した3-5月期営業利益は12%増益の146億円となりました。昨日の株価は好感する動きでした。以下に示します。

 

しまむらの3-5月期(カッコ内は前年同期比)

売上高  1493億円(+67億円)

売上原価  976億円(+39億円)

粗利益   516億円(+28億円)

販売管理費 373億円(+13億円)

営業利益  146億円(+15億円)

 

 

売上高の伸びが原価の増加を上回り、粗利益が着実に増加しました。販売管理費のコントロールも効き、営業利益の着実な増加を実現しました。

 

 

原価の上昇、衣料生産国における労働コストの上昇を警戒している状況ですので、結果が良いと素直に好感されるようです。

 

 

一方で、カレーライスチェーンの壱番屋(7630)も27日に決算発表、28日の株価は下落しました。決算内容を以下に記載します。

 

 

壱番屋(7630)の3-5月期

売上高      112億円(+2億円)

売上原価      61億円(+2億円)

粗利益       51億円(横ばい)

販売管理費     46億円(+1億円)

営業利益      5.2億円(-1億円)

 

 

売上高と原価の増加幅がともに2億円になったので、粗利益は前年同期比で横ばいにとどまりました。販売管理費の増加を吸収できずに、営業利益は減益となりました。

 

 

会社側では年間で15%の増収を計画しています。3-5月期の売上高は2%の増収にとどまりました。6月からの値上げで売上高は増える見通しです。

 

 

今後は原価の動向が注目されます。壱番屋では、今年度通期について、以下のような原価を予想しています。

 

 

原価上昇

フライオイル  +1億9900万円

弁当容器    +1億5600万円

チーズ     +1億1900万円

その他     +4億0100万円

原価下落

米       -1億5300万円

 

 

年間では食用油や弁当容器の上昇が心配されます。ただ、コメの価格が低下していることが、日本の外食産業にとっては、救いです。

 

 

自転車販売チェーンのあさひ(3333)の3-5月期決算も見てみましょう。

 

 

あさひ(3333)の3-5月期

売上高      242億円(+1億円)

売上原価     128億円(+6億円)

粗利益      114億円(-5億円)

販売管理費     79億円(+2億円)

営業利益      34億円(-8億円)

 

 

自転車を作るための素材である鉄やアルミの価格上昇が原価を引き上げ、粗利益が減少するパターンです。

 

 

 

 

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