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「5月米国消費者物価指数、前年同月比+8.6%、前月比+1.0%」
「高い物価上昇率を受けて、債券利回りが大幅上昇」
「インフレ警戒感高まり、株価下落」
「今週のFOMC、金融引き締め強化に警戒」
 
 
 
 
先週金曜日、6月10日の米国株は下げました。5月消費者物価指数が極めて高い伸びとなったことで、インフレの進行に対する警戒感が高まり、長期金利が上昇しました。株価は下げました。下落率は、ニューヨークダウが2.7%、ナスダック総合指数は3.5%でした。
 
 
米国10年債利回りは、3.17%台まで上昇しました。10年債利回りは、5月9日に3.16%台まで上昇した後、5月24日に2.71%台まで低下しました。それから、2週間余りの時を経て、再び、債券価格の安値を試す展開となってきました。
 
労働省から発表された消費者物価指数の内容を以下に示します。
 
 
 
5月の消費者物価指数(米国)
                  前年同月比    前月比
総合                +8.6%  +1.0%
食料               +10.1%  +1.2%
エネルギー            +34.6%  +3.9%
コア(除く食料・エネルギー)    +6.0%  +0.6%
新車               +12.6%  +1.0%
中古車              +16.1%  +1.8%
衣料品               +5.0%  +0.7%
住居関連              +5.5%  +0.6%
自動車の維持・修理         +6.1%  +0.5%
航空運賃             +37.8% +12.6%



食料品の高い伸びが続いています。肉や卵など日常で消費する食品の価格が大幅に上昇しています。エネルギー価格の上昇率も、前月比で4%近くに達しています。


食料とエネルギーを除いたコアの部分も、前月比で0.6%の上昇を見せています。前月比で0.6%の伸びとなると、年率換算で8%近い伸びになってしまいます。


物価の伸びが予想を上回った結果、インフレ抑制のための金融引き締めの加速が警戒され、株価は下げました。


5月下旬に発表された「5月のFOMC議事録」の内容が市場予想通りの内容となり、市場予想の金融政策が実際の金融政策のペースに追いついた結果、5月下旬から株価は戻りました。しかし、消費者物価指数の高い伸びを受けて、「実際の金融引き締めペースは市場予想を上回るのではないか」との警戒感が高まりました。


それに対する結果は、今週開催されるFOMCで明らかになります。金融政策に対する蓋然性に自信が持てれば、投資家は株を買うことができます。FOMCにおける金融引き締めの強化がさらに市場の予想を上回るのか、引き締め強化が経済の下押し懸念がさらに高めるのか、FOMCの内容に関心が高まります。




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