「マイクロソフト、4-6月期業績を下方修正」
「マイクロソフトの株価、マイナスで始まるが、終値はプラス」
「マイクロソフトの株価動向、米国株全般の上昇をもたらす」
「オフィスソリューション関連株、ITシステム関連株が大幅高」
「5月ADP雇用統計、雇用者数の伸びが鈍化」
「悪い経済指標→株価上昇要因に」
2日の米国株は上昇しました。上昇率は、ニューヨークダウが1.3%、ナスダック指数は約2.7%でした。4-6月期業績見通しを若干引き下げたマイクロソフトの株価が上昇したことで、懸念材料の市場への折り込みが進んでいるとの見方が広がりました。
マイクロソフトは2日、4-6月期の業績ガイダンスを引き下げました。以下に示します。
マイクロソフトの4-6月期見通し(カッコ内は従来見通し)
売上高 519億ドル~527億ドル(524億ドル~532億ドル)
営業利益 206億ドル~213億ドル(209億ドル~219億ドル)
1株利益 2.24ドル~2.32ドル(2.28ドル~2.35ドル)
業績見通しの引き下げを受けて、2日のマイクロソフトの株価は前日比マイナスでスタートしました。しかし、その後、プラスに転じました。
マイクロソフトの2日の株価
始値 264.45ドル(-7.97ドル)
終値 274.58ドル(+2.16ドル)
終値がほぼ高値となり、日中足の株価は右肩上がりの形となりました。ドル高に伴うドル建て収益の目減りが主な要因なので、事業環境が悪くなっている訳ではないとの観点から、徐々に買いが優勢となりました。
マイクロソフトの株価動向は株式市場全般に対しても、ポジティブな効果を与えました。ナスダック総合指数の2日の日中足も右肩上がり、終値がほぼ高値でした。
IT関連株が上昇しています。特に、マイクロソフトと類似した、オフィスのソリューション提供ビジネス、クラウドサービス、ソフトウエア提供などを行っている企業の株価が大幅に上昇しました。以下に示します。
パランティア・テクノロジーズ(PLTR) 9.30ドル(+0.84ドル、+9.93%)
クラウド・ストライク (CRWD) 174.02ドル(+12.57ドル、+7.79%)
アドビ (ADBE) 441.28ドル(+23.12ドル、+5.53%)
アファームHD (AFRM) 26.42ドル(+2.10ドル、+8.63%)
ニューヨークダウ採用銘柄では、セールスフォースドットコムが連日の大幅高です。以下の動きです。
188.40ドル(+12.33ドル、+7.00%)
セールスフォースドットコムは5月31日に決算を発表しました。決算を好感して1日に10%近く上昇して、2日も7%高です。2日間累計で17.5%も上昇しています。同社株の52週高値は311ドルです。高値から大きく調整したグロース株に対して、戻りを狙うとき資金が活発に入っているようです。
米国株式市場における2日の銘柄物色の傾向を見ると、東京株式市場でのオフィスソリューション関連、ソフトウエア開発、ITコンサルティングを行う企業などに関心が集まる可能性があります。
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民間調査機関のADPが発表した、5月の非農業雇用者増加数は12万8000人となりました。増加数を以下に時系列で示しましょう。(単位1000人)
1月 512
2月 601
3月 249
4月 202
5月 128
明らかに雇用者の増加ペースは鈍っています。「経済指標が良くない内容になると、穏やかな景気のダウンが物価の上昇を抑制する。すると、金融引き締めの強化についても緩和させる結果となり、経済のハードランディングを避けられる。だから、当面は経済指標は良くない内容の方が株式市場では歓迎される」との見方が、2日の米国株上昇の一因になったようです。











