お知らせ:

マーケットプレス

番組へのお便りはこちら

 

 

 

「25日の米国株は上昇」

「FOMC議事録、想定の範囲内」

「金融引き締めのペース、想定通りで安心感」

「住宅関連株が軒並み高」

 

 

 

25日の米国株は上昇しました。上昇率は、ニューヨークダウが0.6%、ナスダック総合指数は1.5%でした。

 

 

5月3日から4日にかけて開催されたFOMCの議事録が公開されました。今回の議事録内容については、想定の範囲内と受け止められて、株式市場では、安心感が広がりました。現状で市場参加者が意識している金融政策に対して、さらに引き締めが強化される内容にはなりませんでした。

 

今年に入ってから、FOMC議事録は2月16日(1月FOMC)と4月6日(3月FOMC)に公表されています。その2回とも、内容は、従前に市場が想定していた金融政策よりも引き締め強化の色彩が濃いと受け止められました。

 

 

FOMCの声明文発表時に市場が認識していた内容よりも、議事録を見ると、実は金融引き締めがより強化される議論がより深まっていた、と認識される展開が2月、4月とも続いていました。そして、実はFOMCの金融引き締めは市場で想定しているよりも強硬だ、との意識が広がり、株価が下げていました。「FOMC議事録の公開後に株価下落」というパターンが2月、4月に見られていました。

 

 

当然ながら、今回も内容が注目されました。しかし、結果的に想定内と受け止められました。5月FOMCでは、FRBのバランスシート縮小策の具体的な方法が発表されていました。0.5%の利上げも実施されていました。今回のマーケットの反応を見ると、金融政策の詳細な部分を市場に浸透させることに成功したと考えられます。

 

 

現状で意識されている「6月と7月のFOMCにおいて、各々0.5%の利上げ実施」という市場のコンセンサスに沿った内容です。

 

 

6月と7月に0.5%ずつ利上げが実施された場合、政策金利の上限は2%になります。現在は政策金利が急角度で上昇する動きを見上げている状態です。山の下の方から、霞んでいてよく見えない頂を見ようとしている段階です。しかし、7月の利上げを超えた後、市場参加者は山の中腹よりも上の方にまで登り、頂上の見え方も、いまよりずっと鮮明になってきます。

 

 

視界がはっきりしてくると、落ち着いて行動できるようになります。買うべきもの、まだ買うべきではないもの、が見えてきます。



市場参加者の考えている金融政策と、実際の金融政策の進み方のギャップが縮まった意味合いは大きいでしょう。このギャップが縮まると、市場参加者は予想に自信を持ち、予想に自信を持つと、実際の投資行動も進行していきます。

 

 

 

住宅大手のトールブラザーズ(TOL)が米国時間24日の引け後に2-4月期決算を発表しました。25日の株価は、約8%の上昇となりました。決算内容をいかに示します。

 

 

 

トールブラザーズの2-4月期(米国時間24日発表)

売上高       21.9億ドル(+19%)

売上件数        2407件(+6%)

受注高         30億ドル(+1%)

受注件数        2874件(-17%)

受注残高(金額)   117億ドル(+34%)

受注残高(件数)   11768件(+16%)

受注単価     99万4000ドル(+15%)

利益          2.2億ドル(+72%)

1株利益        1.85ドル(+83%)

 

5-7月期計画

売上件数  2750件

売上単価  89万5000ドル~91万5000ドル

今年度(2022年10月期)売上件数計画

11000件~11500件

 

 

年間換算で1株利益8ドル程度が計算される企業です。そして株価は、25日に急騰しても、48ドル台。予想PER6倍です。それだけ、米国の住宅関連市場が先行きは大きく落ち込むだろうとみられていて、だからこそ低PERなのです。

 

 

住宅価格上昇と金利上昇を受けて、住宅市場はきっと大きく落ち込んでいくだろう、との不安を抱きながら、金融引き締め策が進み、金利の頂上が見えてくるならば、不人気の米国住宅関連株に対する考え方も徐々に変わってくるでしょう。25日の米国市場では、住宅関連株が軒並み高となりました。

 

 

 

お知らせ

お知らせ一覧