「20日のNYダウ小幅高、ナスダック指数小幅安」
「一時大幅安、引けにかけて戻す」
「農業機械大手のディーア株、決算発表受けて14%下落」
「2桁増収増益決算だが、サプライチェーン混乱を嫌気」
「ディーア株、1カ月前最高値、20日は52週安値」
「ボーイング、キャタピラーにも連想売り」
先週末20日の米国株は、ニューヨークダウが小幅高、ナスダック総合指数は小幅安となりました。取引時間中の安値としては、ニューヨークダウが一時600ドル、ナスダック総合指数も一時350Pほど下げる場面がありました。かなり不安定な動きが続き、引きの段階では、前の日とあまり変わらない水準まで持ち直した動きとなりました。
引き続き、企業収益に対する警戒買いが強まっています、20日には、米国の農業機械の大手メーカー「ディーア」から2-4月期の決算が発表されました。以下に示します。
ディーア社の2-4月期決算
売上高 133億ドル(+11%)
利益 21億ドル(+17%)
1株利益 6.81ドル(+20%)
農業機械の需要好調を背景に、2桁の増収増益決算となりました。
ディーア社では、今10月期通期の利益について、70億ドル~74億ドルの見通しを公表しました。
ディーアの株価は急落しました。20日の株価は51ドル安の313ドルとなりました。下落率は14%です。「供給網の混乱が続き、それが下半期の収益面に影響を与えることが嫌気された」と報道されています。
ディーアの株価は4月20日に446ドルの高値を付けていました。ロシアのウクライナ進行に伴う穀物価格の上昇を受けて、世界的に農家の投資意欲が盛り上がる、世界各国が食糧の自給率を上げる政策に進み、農業関連の投資が盛り上がる、との考え方から、大きく上昇していました。
高値を付けてからまだ1カ月しかたっていないのに、同社の株価は5月20日の14%安で52週安値になってしまいました。
製造業の業績動向において「サプライチェーンの問題が今後も継続する」という事実は、さほど新鮮な材料には見えませんが、マーケットでは、株を売る格好の材料として映ってしまう、そんな時期に当たるのでしょう。ただ、先週の個別企業の決算内容に対するネガティブな反応は、さすがに行き過ぎとの見方も出ているようです。
ディーア株の急落が製造業の生産活動停滞を意識させる形で、、ニューヨークダウ採用銘柄では、ボーイング、キャタピラーなど代表的製造業の株価下落率が大きくなりました。











