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「27日の米国株、NYダウ小幅高、ナスダック指数小幅安」

「フェイスブック(メタ)、決算発表受け、時間外で17%の急騰」

「フェイスブック(メタ)、減益決算だが、今や低PER銘柄」

「"弱い株"―――買戻しにつながるか?」

「日立建機、今3月期は2ケタの減益見通し。ロシアや欧州向け減少」

「ルネサス、1-3月期利益が膨れ上がる」

 

 

 

 

 

27日の米国株は、ニューヨークダウが小幅高、ナスダック総合指数は小幅安となりました。

 

 

前の日に決算を発表したマイクロソフトの株価が4.8%上昇して、283ドル台で引けました。マイクロソフトは、4-6月期の売上高について1-3月期比で7%ほどの増収見通しを発表しています。現状の株価水準における予想PERは28倍台程度になります。

 

 

FFレートが、5-7月の3回のFOMC会合において、1.5%~1.75%も引き上げられるかもしれないとの状況下、マイクロソフトの株価動向は、高PER銘柄の動向を読むうえで注目されていました。

 

 

フェイスブック(メタ)が米国時間27日引け後に1-3月期決算を発表しました。売上高は279億ドル(前年同期比+7%)、営業利益は85億ドル(同-25%)となりました。1株利益は2.72ドル(前年同期比-18%)でした。

 

 

日本時間28日午前7時過ぎ、米国株式市場の時間外取引でフェイスブック(メタ)の株価は17%も上昇しています。決算内容が好感された形です。

 

 

フェイスブックの株価大幅上昇について、色々説明はできるのでしょうが、ここまでの株価が大幅安となってきた事実が大切でしょう。フェイスブックの52週高値は384ドルです。27日の通常取引で付けていた52週安値は169ドルです。株価は高値から6割近く下げています。

 

 

上記のように、フェイスブックの1-3月期1株利益は2.72ドルです。減益銘柄にPER評価をするのは適切ではないかもしれませんが、年間ベースで10ドルを超える1株利益を稼ぐ力がフェイスブックにあるとするならば、PERが16倍にまで低下した株価水準には、値ごろ感が働いても不思議ではないのでしょう。

 

 

引き続き米国株は不安定な状況です。しかし、フェイスブック(メタ)株式の時間外取引における急騰は、重要な現象となる可能性があります。弱い株価の象徴的存在の急騰は「弱い株全般の買戻し」を入れる動機づけになる可能性があるからです。

 

 

例えば、ネットフリックスや中国系IT株など、これでもかというほど下落した株に対して、ひとまず買戻しを入れておこうという動機付けになるか、短期的に注目されます。

 

 

                ☆

 

 

 

日立建機(6305)が27日発表した2022年3月期の「連結調整後営業利益」は前年同期比2.8倍増の935億円となりました。2023年3月期は、14%減益の800億円を計画しています。

 

 

2023年3月期の売上高は6%減少の9600億円を計画しています。減収減益の見通しです。

 

 

日立建機の今年度における地域別の売上高計画を以下に示します。

全体     9600億円(-6%)

 

北米     2088億円(+6%)

日本     2020億円(-7%)

オセアニア  1629億円(-3%)

欧州     1153億円(-7%)

アジア     895億円(+4%)

インド     525億円(-8%)

中国      324億円(-38%)

ロシアCIS   136億円(-65%)

 

 

北米が伸びる一方で、日本、欧州が減少します。ロシア向け売上高は、前期実績で全体の3.7%なので、多くはありませんが、今年度は大きく落ち込みます。中国向けも落ちます。

 

 

ロシアや欧州向けの減少には、ロシアのウクライナ侵攻の影響が反映されていると考えます。産業界におけるロシアビジネスを考える上で参考になるデータです。

 

 

今年度は、為替レートの前提要因(ドル円・前期112.6円→今期120円、ドル1円円安で22億円の営業利益変動要因)の変化によって、170億円の増益要因が発生する見通しです。

 

 

一方で、資材費の上昇が371億円の減益要因となります。ロシア関連リスク71億円等も減益要因として織り込んだ結果、今期は14%の減益予想となりました。

 

               ☆

 

 

半導体メーカーのルネサス エレクトロニクス(6723)が27日発表した今12月期1-3月期の営業利益は1000億円(前期比3.3倍増)となりました。前年同期に対しては大幅な増益となりました。一時的な要因を除いたNon-GAAPの営業利益は1355億円で、会社側予想の中心値1159億円を上回る水準とされています。

 

 

1-6月期の営業利益の中心値は、2720億円を計画しています。4-6月期は、1-3月期と同レベルの実質的営業利益を予想しています。

 

 

4-6月期の売上高中心値については、3750億円と1-3月期の3467億円を上回る見通しです。しかし、営業利益率は36.5%と1-3月期の39.1%には届かないと見ています。

 

 

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