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「12日のナスダック総合指数、一時2%ほど上昇、終値はマイナス」

「3月米国CPI、前月比+8.5%、前月比+1.2%」

「食品とエネルギーを除くと、前月比+0.3%にとどまる」

「ZEW期待指数、前月比で小幅低下」

「竹内製作所の決算見通し、原材料高と輸送コスト増加」

 

 

 

12日の米国株は小幅安となりました。下落率は、ニューヨークダウが0.2%、ナスダック総合指数が0.3%でした。直近の5日間で2%超の下落日が3日もあったナスダック総合指数は、一時2%ほど上昇する場面がありましたが、終値はマイナスでした。

 

 

12日に労働省から発表された3月の消費者物価指数は前年同月比で8.5%の上昇となりました。主要項目を以下に示します。(単位 %)

 

 

              前年同月比        前月比

総合             +8.5       +1.2

食品             +8.8       +1.0

エネルギー         +32.0      +11.0

(食品・エネルギー除く)   +6.5       +0.3

 

衣料品            +6.8       +0.6

新車            +12.5       +0.2

中古車           +35.3       -3.8

住居関連           +5.0       +0.5

輸送サービス         +7.7       +2.0

 

 

エネルギーを軸に高い伸びを見せました。しかし、「前月比」の伸び率は、総合が+1.2%と高い伸びを示す一方で、コア(食料とエネルギーを除く)は+0.3%の伸びにとどまりました。中古車価格も前月比でマイナスとなっています。前月比では、物価の伸び率が鈍るデータも見られました。

 

 

もともと高い伸びが警戒されていたので、消費者物価指数の内容は「新たな株式売り、債券売り材料」にはならず、買い戻しが先行して、先述のようにナスダック総合指数は2%ほど上げる場面につながりました。

 

 

しかし、買いは続かず、最終的には小幅安でした。FRBが株価上昇抑制、資産効果防止の観点から金融引き締めに傾斜しているとの見方がある中では、株価の戻りも鈍い状況です。

 

 

1カ月後には、4月の消費者物価指数が発表されます。昨年2021年の月ごとの消費者物価上昇率を以下に示します。(単位 %)

 

2021年の消費者物価指数上昇率

1月    2月    3月    4月

1.4   1.7   2.6   4.2

 

 

昨年4月から物価上昇率の水準が上がっています。昨年4月に4.2%も上昇しているので、今年4月の上昇率は、前年同月との比較では伸び率が低くなってくるのではないか、そこが注目点になります。

 

 

            ☆

 

 

ドイツの民間調査機関ZEWが12日発表した4月景況調査では、ドイツ経済の先行きを示す紙数が「-41.0」となりました。3月の「-39.3」に対して小幅低下となりました。1カ月前に急低下した後、回復しません。欧州経済に対しては、エネルギー価格の大幅上昇が先行きを冷やすとの見方が続いています。

 

 

 

            ☆

 

 

建設機械メーカーの竹内製作所(6432)が12日発表した2022年2月期の売上高は1408億円(+25%)、営業利益は177億円(+34%)となりました。

 

 

今2023年2月期については、厳しい利益見通しを発表しました。売上高は1553億円と10%の伸びを見込んでいます。建設機械に対する旺盛な需要は続くと見ています。しかし、生産能力や部品調達状況を踏まえると、出荷台数の伸びは3.6%にとどまると見ています。

 

 

今期の営業利益については、127億円(-28%)と、大幅な減益を計画しています。売上高は10%伸びるけれども、営業利益は28%の減益です。鋼材を主とした原材料コストの上昇で56億円、欧米向けの海上運賃の急騰に伴う運搬費の増加で60億円のコスト増加が発生すると見ています。

 

 

為替の円安は輸出企業にとってポジティブな要素です。しかし、海上運賃のコスト増加等を考慮するならば、グローバル企業は現地生産化の動きを進めなければなりません。円安による国内生産のコスト増加が発現しても、日本企業の海外生産加速の動きは止まらないでしょう。

 

 

 

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