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「31日の米国株は下落」

「原油価格急落」

「中国3月PMI低下」

「米国は大規模な原油戦略備蓄放出」

「ウォルグリーン決算発表、ダウ採用銘柄で下落率トップ」

「インフレ時代の企業業績への要求、ハードルが高く...」

「ニトリ、前期業績は未達、売上原価が大幅増加」

 

 

 

3月31日の米国株は下げました。下落率は、ニューヨークダウが1.5%、ナスダック総合指数も1.5%でした。

 

 

景気動向を警戒する観点からの株価下落です。10年債利回りは、0.03%ほど低下して2.32%となりました。原油先物価格は100ドル台まで下げました。

 

 

31日に発表された中国の3月PMIは、製造業が前月比0.7P低下の49.5,5か月ぶりの50割れです。非製造業は3.2P低下の48.4,こちらは7か月ぶりの50割れです。

 

 

原油価格は急落です。中国の景気減速を受けた需要面への警戒感に加え、米国による大規模な国家戦略備蓄放出方針も発表され、原油価格は下げました。

 

 

米国は、国家戦略備蓄を1日あたり100万バーレル、6か月にわたって放出します。100万バーレル×180日で1億8000万バーレルの放出です。

 

 

エネルギー情報省によると、25日現在の国家戦略備蓄は5億6832万バーレルです。現在の戦略備蓄総量に対して、約3分の1を放出することになります。

 

 

国家による供給対策を受けて、原油価格が下落するのならば、それは狙い通りです。しかし、31日1日だけで見ると、原油価格の急落が世界景気に対する警戒感につながって、米国株が下げる展開につながりました。

 

 

決算発表に対するネガティブな反応も見られました。米国薬局チェーン大手のウォルグリーン(WBA)は31日に2月締めの決算を発表しました。同社株は31日、5.6%も下落して、ニューヨークダウ採用銘柄で下落率トップとなりました。

 

 

ウォルグリーンの12-2月期の売上高は337億ドル(前期比+2.9%)、税引き前利益は10億ドル(同-3.3%)となりました。インフレが加速している米国内の企業において、売上高が微増にとどまると、株価の反応は厳しくなります。

 

 

2月の消費者物価指数が8%に迫る米国において、物価の上昇要因だけでも、相応の売上高増加につながる。そんな状況下で微増収にとどまっていては、投資対象としての魅力が生まれません。物価上昇時代では、投資家の企業の業績への要求は高くなってきます。

 

 

             ☆

 

 

 

ニトリHD(9843)が31日発表した2022年2月期の売上高は8115億円(前期比+13.2%)、営業利益は1382億円(同+0.4%)となりました。昨年12月の第3四半期決算発表時に公表していた売上高8736億円、営業利益1439億円を下回りました。

 

 

2022年3月期は、島忠の買収によって、売上高で1370億円、営業利益で30億円の上乗せ効果がありました。島忠事業の売上高営業利益率は2.2%、ニトリ事業は約20%でした。

 

 

前期の売上原価は3865億円で、前の期との比較で26.4%増加しました。原価の増加率は売上高の伸び(+13.2%)を大きく上回りました。販売管理費は2876億円で4.9%の増加でした。販売管理費を抑制したが、原価が大きく増えたため、営業利益の伸びはごく小幅にとどまりました。

 

 

今2023年3月期については、売上高9636億円(+18.7%)、営業利益1506億円(+8.9%)を計画します。同社は2月20日締めの決算企業ですが、今年度から決算期を3月期に変更する。変更に伴い、今年度の決算は、13か月11日決算となり、従来よりも1か月あまり長くなります。

 

 

今年度の売上高営業利益率は15.6%を計画、21年2月期の19.2%、22年2月期の17.0%に対してさらに低下する。






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