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「原油価格、106ドル台まで急騰」

「とうもろこし、小麦、大豆も急騰」

「金、銀も上昇、商品相場高い」

「米国10年債利回りは1.68%台まで低下」

「FRBの予想利上げ回数が減少」

「欧米株は安い」

「欧州銀行株、再び大きな下げ」

 

 

 

 

1日の欧米市場は、大荒れとなりました。ロシアのウクライナ侵攻の長期化懸念を受けて、株式が売られ、債券市場、商品市場に資金が流入しました。

 

 

米国10年債利回りは急低下、前日比で0.15%ほど低い、1.68%台で取引される場面もありました。戦闘期間の長期化、ロシア、ヨーロッパ経済の悪化が世界経済に与える影響が警戒されています。

 

 

金利先物市場では、政策金利の見通しも大きく変化しています。来年1月に予想されるFFレートは、前の日と比べて0.17%ほど低下しています。

 

 

ロシアのウクライナ侵攻後、今年1年間に予想される政策金利の利上げ幅は、累計で約0.5%縮小しました。0.25%の利上げ回数が2回分、減ったことになります。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、FRBの金融引き締め姿勢がマイルドになると見られています。

 

 

2日にパウエル議長が議会証言を行います。今回の有事を受けて、どのような考え方を示すか、注目されます。利上げ回数の減少を読んでいるマーケットなので、「利上げに挑む態勢に何ら変化はない」等のメッセージが発せられると、市場への影響も大きくなります。

 

 

1日の商品相場は急騰しました。原油先物相場は106ドル台まで上昇しました。米国時間24日に7年7カ月ぶりの100ドルに乗せ、翌25日は90ドル台まで低下、そして3月1日の高値は106ドル台です。

 

 

ロシアやウクライナからの供給難状態が長期化するとの視点から、商品相場が急騰しています。とうもろこし、小麦、大豆など穀物価格が急騰、金や銀の上昇も目立っています。

 

 

FRBによる利上げ回数の減少は、金融引き締めが穏やかになるとの観点から、株式市場では一般的には好材料として捉えられます。実際に、1日の日本株は、やや金融相場的な色彩が強まる状況の中で、上昇しました。

 

 

しかし、利上げ路線がマイルドになると、足元で現実化している物価上昇が抑制されない、物価上昇を加速させてしまうとの観点から、商品相場は急上昇しました。利上げ回数の減少がインフレ加速を意識させ、それが株式市場にダメージを与えるとの構図となります。

 

 

有事を受けて、景気動向が警戒されるので、中央銀行の金融政策は従来よりも緩和的になる。一方で、有事の影響で戦闘地域からのエネルギー・食糧の供給が減少し、商品相場は上昇する。金融政策が緩和的になると、商品相場上昇に拍車が掛かる。本来は緩和的な金融政策を歓迎する株式市場も、商品相場上昇圧力に怯え、中央銀行の緩和的政策を喜ぶことができない。様々な場面が想定されます。

 

 

1日については、利上げ回数の減少、長期金利の急低下は、株価上昇要因には作用せず、米国株は下げました。下落率は、ニューヨークダウは1.7%台、ナスダック総合指数は1.5%台でした。

 

 

ロシアビジネスとの関連性が強い欧州の銀行株が再び大幅安となっています。1日のドイツ銀行の株価は7.5%下落、パリ市場のソシエテ ジェネラルの株価は9.3%も下落しました。

 

 

1日に発表された、2月のISMの製造業景況指数前月比1.0%P上昇の58.6となりました。今、世界で起こっている危機の前に集計されたアンケート結果なので、株式取引の材料になりにくい状況です。

 

 

 

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