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「米国10年債利回りが急低下」

「政策金利の見通しにも変化、FFレートの予想値が低下」

「ニューヨークダウ下落、ナスダック総合指数上昇」

「金利低下を受けて、金融株が大幅安」

「軍需関連株が大幅高、ロッキード、レイセオン等が52週高値更新」

「原油、穀物価格が上昇」

 

 

 

 

 

2月28日の米国株は、ニューヨークダウが下落、ナスダック総合指数は上昇となりました。ウクライナとロシアの停戦交渉が行われました。今後も交渉は継続しますが、難航が予想されています。

 

 

米国10年債利回りは急低下しています。一時、1.83%台まであり、0.14%Pの低下となりました。先行きの経済に対する悲観的な見方が強まり、債券市場に資金が流入し、金利は低下しました。

 

 

金利低下を受けて、金融株が下げました。JPモルガンの下落率が4%台となり、ゴールドマンサックスも2.5%ほど下落しました。金融株の下落を受けて、ニューヨークダウは下げました。

 

 

一方で、ナスダック総合指数は上昇しました。金利低下がクッションとなって、ナスダック総合指数は上げました。

 

 

政策金利に対する見方も変化しています。金利先物市場を見ると、政策金利であるFFレートの予想値は、来年1月段階の値が、前の日と比べて約0.2%P低下しています。先週のロシアのウクライナ侵攻直後の段階では、政策金利見通しに大きな変化は見られませんでしたが、28日には、けっこう大きな変化が見られています。

 

 

来年1月時点の予想FFレートは、ロシア侵攻前の22日と比べると、0.3%ほど低下しています。今年の政策金利の引き上げピッチが従来よりも、やや穏やかになると見る参加者も増えてきたようです。

 

 

株式市場で、上昇が目立ったのは、軍需関連株です。ロッキードマーチン(LMT)の株価は、27ドル高の433ドルとなりました。6.7%の大幅上昇で、連日の52週高値更新です。また、レイセオン(RTX)も4.6%上昇、ノースラップ・グラマン(NOC)も7.8%上昇、軒並み52週の高値を更新しています。

 

 

軍需関連株の大幅上昇には、今後の「戦闘地域の拡大」や「戦争の長期化」への警戒感が反映されています。米国の軍需産業の仕事量が増加すると予想する投資家が増えると、これらの企業の株価は上昇します。

 

 

今後も軍需関連株は、戦争状態の期間に対する投資家の考え方を敏感に反映することになるのでしょう。これらの株価が急落した時、市場には、ひとまずの落ち着きがもたらされると考えます。

 

 

24日に100ドル台を付けた原油先物価格は25日に90ドル台まで急落した後、28日のアジア時間には99ドル台まで上昇、米国時間では95ドル~96ドル付近の動きでした。

 

 

25日に急落した穀物先物価格、とうもろこし、大豆、小麦などは、週明けに再び上昇しています。エネルギーや食糧品の供給問題については、強い警戒感が続いています。

 

 

農林水産省の資料によると、トウモロコシの輸出国は、1位が米国、2位がブラジル、3位がアルゼンチン、4位がウクライナです。中国は輸入量のうち、ウクライナ産が74%を占めている(2020年1-9月)そうです。ウクライナやロシアからの穀物供給が止まると、世界的な食糧品価格に影響を与えることがわかります。

 

 

 

 

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