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「ロシアのウクライナ侵攻、世界株安」

「米国株は朝安後にプラスに転じる」

「ナスダック総合指数、約450P安で始まり、約450P高で引ける」

「10年債利回りは1.85%で始まり、1.97%近くに上昇」

「原油は100ドル超場面の後、93ドルに」

「小麦は大幅高の後、急速に伸び悩む」

「"下落のきつかった株"にリターンリバーサルの動き」

 

 

 

 

ロシアのウクライナ侵攻を受けて、24日の世界のマーケットは波乱となりました。アジア、欧州の主要株価指数の動きを以下に記載します。

 

 

日経平均        -1.8%

香港ハンセン指数    -3.2%

韓国総合        -2.6%

上海総合        -1.6%

台湾加権        -2.5%

インドSENSEX     -4.7%

イギリスFTSE      -3.8%

ドイツDAX        -3.9%

 

 

 

当事国であるロシアの株価は一時半値になりました。ロシアの主要株価指数であるRTS指数は、前日23日の終値が1204Pでした。24日は一時610Pまで下げました。終値は742Pです。厳しい経済制裁を受けて、ロシア産業の業績が落ち込むことを株価は示しています。

 

 

24日の米国の株価は、大幅安で始まった後、プラスで引けました。ニューヨークダウは、前日比で859ドル安までありましたが、大引けでは92ドル高でした。

 

ナスダック総合指数は、一時449P安までありましたが、終値は448P高でした。安値がほぼ始値で約450P安、高値がほぼ終値で約450P高です。つまり、ローソク足は、安値で始まり、高値で引ける、ヒゲのほとんどない大陽線です。

 

 

米国10年債利回りは、1.85%台で取引が始まった後、1.97%に近い水準で取引を終えました。長期金利は、寄付きが安く、引けにかけてだんだんと水準を切り上げました。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、景気見通しが弱くなり、債券が買われて始まりました。しかし、その後は、株式が買われ、債券が売られる展開となりました。

 

 

原油先物価格は、米国時間24日早朝(日本時間夜)に100ドルに乗せた後、93ドル台で引けました。7年7カ月ぶりに100ドル台を記録した後は、急速に伸び悩みました。

 

 

穀物先物市場では、大豆やトウモロコシが急騰した後、マイナスに転じる、あるいは、上げ幅を縮める動きとなりました。穀物は、大幅高の後、伸び悩みました。

 

 

つまり、米国の取引時間における価格の方向性は実に明確となっています。取引時間における動き(日中足)は、株価は右肩上がり、金利は右肩上がり(価格は右肩下がり)、原油や穀物の商品先物相場は右肩下がりです。欧州時間までのリスクオフの動きが、米国時間には短期的な変化を迎えたと捉えられます。

 

 

FFレートの先物市場では、今年4月時点の政策金利が、前日比で0.05%ほど低下、10月時点では0.08%ほど低下しています。若干の低下は見られましたが、FRBの金融政策に対する見方には、大きな変化は生じていないようです。

 

 

株式市場で特に買われた銘柄は、ナスダック総合指数の大幅高が示すように、IT関連株、ここまでの下げがきつかった銘柄です。ニューヨークダウ採用銘柄において、上昇率がトップとなったのはセールスフォースドットコムです。上昇率は7%台です。セールスフォースドットコムは、24日朝の安値が184ドルで、52週の安値を更新していました。高値311ドルに対して、約40%も下落していました。高値から大きく下げた株が買われた特徴があります。

 

 

世界の株式市場において、「高値から〇〇%も下げている」「ここまでの下落率が〇〇%に達している」というデータが買い材料として意識される「リターンリバーサル」の発想で、短期的な投資対象を探す動きが活発になる可能性があります。

 

 

 

 

 

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