「21日の欧州株は安い」
「ロシアの主要株価指数、1日で13%下落、3日間累計で20%下落」
「ウクライナ情勢が緊迫化」
「21日の米国株式市場は休場」
「日経平均先物下落、午前6時に26520円」
「ウクライナ武力衝突の場合、マーケットへの影響は?」
「欧州PMI、サービス業の上昇が顕著に」
21日の米国株式市場は休場でした。欧州株は総じて下げています。ドイツの主要株価指数は約2%の下落率となりました。大証の日経平均先物夜間取引では、午前6時の価格が26520円となりました。
ロシアは21日、ウクライナにおいて、ロシアに近い組織が支配している地域の独立を承認しました。ウクライナ情勢の緊迫化を示す出来事として捉えられ、日経平均先物が下げる要因となりました。。
ロシア株は大幅安となりました。ロシアの主要株価指数であるRTS指数は、前週末との比較で183P安い1207Pとなりました。1日で13%も下落しました。
RTS指数は、直近の3日間累計で317P、約20%も下落しています。
ロシア株の大幅安は、この先、ロシア経済、ロシア企業の業績が悪化するとの見方を反映しています。ウクライナにおける武力衝突の結果、ロシアが経済制裁を受けることによって、ロシアの経済が落ち込むことを反映しています。ウクライナ情勢の緊迫化を端的に表すマーケットの動きです。
ウクライナにおける武力衝突が現実化した場合、マーケットはどのような動きになるか、色々な考え方があります。以下に、様々な考え方を示します。
「経済制裁のデメリットを考慮すれば、ロシアがウクライナに侵攻する可能性は低い」
「偶発的な出来事によって、ウクライナにおける武力衝突が起こる可能性が高い」
「武力衝突は短期で終了する」
「武力衝突によって、エネルギー価格と穀物価格が上昇して、世界的なインフレ警戒感を助長する」
「武力衝突で世界景気の動向に対して悲観的な見方が広がり、需要が減少するとの観点から商品相場は急落する」
「短期で衝突は終了するとの観点から、実際に武力衝突が起こった場合は、世界の株価は上昇する」
「湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争の時も、開戦前に株価が下落し、開戦後には、株価は上昇する展開となった」
「開戦前に株価が下落しているのならば、材料出尽くしで株価は上昇する」
「戦争が長期化する、あるいは、ロシアと米国の直接的な衝突となれば、極めて深刻な事態が訪れる」
「日本の受ける影響は少ない。しかし、ロシアによる国境の現状変更が実施されれば、日本と中国、日本とロシアの国境について、ネガティブな見方がされる懸念もある」
☆
21日にマークイット社が発表した、2月のPMI速報値は改善を示しました。以下に示します。
2月のPMI速報値(カッコ内は1月との比較)
ユーロ地域
総合 55.8(+3.5)
サービス業 55.8(+4.7)
製造業 58.4(-0.3)
ドイツ
総合 56.2(+2.4)
サービス業 56.6(+4.4)
製造業 58.5(-1.3)
イギリス
総合 60.2(+6.0)
サービス業 60.8(+6.7)
製造業 57.4(横ばい)
特にサービス業のPMI上昇が顕著になっています。コロナウイルス感染者増加の影響を克服する形で、サービス業の景況感が改善しています。各国において、2月はサービス業の改善が急角度となっています。
欧州の景況感改善が、2月のPMI速報値から明らかになりました。しかし、ウクライナ情勢が、今後のサービス業の景況感に与える影響を警戒する形で、PMI上昇は株高要因としては消化できませんでした。
一方、日本は、コロナウイルス感染者増加の影響が2月のPMIに色濃く表れています。以下に示します。
日本の2月PMI速報値
総合 44.6(-5.3)
サービス業 42.7(-4.9)
製造業 52.9(-2.5)











