1月24日の株式市場を前に。
「21日の米国株式市場ネットフリックス、21%下落」
「グロース株への売り圧力高まる」
「ナスダック総合指数、2.7%下落」
「10年債利回り低下」
「金融引き締め→景気悪化読み込む」
「今週はFOMCが焦点に」
「東京製鐵、1-3月期のコスト増が本格化」
先週21日金曜日の米国株は下げました。下落率は、ニューヨークダウが1.3%、ナスダック総合指数が2.7%でした。
21日金曜日の東京株式市場では、米国市場時間外取引におけるネットフリックスの大幅安を受けて、21日の米国市場で、グロース株が大きく下げるのではないか、との警戒感から下げました。21日の米国市場は、懸念されていた通り、グロース株が大きく下げました。
ネットフリックスの株価は21%安となりました。110ドル安の397ドルです。決算内容を嫌気した売り物が広がった、と説明されるのでしょうが、とにかく大きく下げています。ネットフリックスの急落は、「世界の投資家がPERの高い株、グロース株を手放したがっている」との心理面が表れているように見えます。テスラ、アマゾンなども5%台の下落率となりました。
10年債利回りは急低下しています。0.08%Pほど低下して、1.74%台の取引となりました。1.73%台まで低下しています。
米国2年債利回りは1%を超えた水準です。米国の金融政策において利上げが進められていく中で、米国景気が悪くなって、長期金利はあまり上がらないとの読みがマーケットに反映されています。金融引き締めが景気を悪くして、企業業績・株価が落ちるとの警戒感です。今週開催されるFOMCにおいて、マーケットに対してどの程度、配慮が行われるのか、焦点になります。
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東京製鐵(5423)が21日に発表した10-12月期の営業利益は、約117億円となりました。会社側では従来、下半期(10月ー3月)の営業利益を200億円と計画していました。10-12月期については、下半期の半分、100億円程度の想定でしたが、実績では、それを17億円ほど上回りました。
10-12月期は、出荷が見込みを5万トン下回る69万2000トン、販売価格は1トンあたり100円安い10万6700円となりました。出荷とマージンが予想以下になったため、約10億円の営業利益下振れ要因となりました。しかし、修理関連費用の抑制などのコスト圧縮効果で27億円程度の増益要因が発生して、利益は17億円ほど「下期想定の半分」の値を上回る結果となりました。
1-3月期の営業利益は、約93億円と10-12月期の実績に対して24億円減少する見通しです。1-3月期の出荷量は75万5000トンと、10-12月期比で63000トン増える見通しです。鋼材出荷の増加は当然、業績上振れ要因です。しかし、定期修理に伴うコスト増や「電力料金や副原料、原料価格上昇の本格化」でコストが10-12月期比で約33億円ほど増加します。そのため、1-3月期の営業利益は10-12月期比で減少する見通しとなっています。
製造業はコスト上昇に直面しています。1-3月期以降の業績見通しを考える上で重要な要素です。
電炉産業については、高炉よりも二酸化炭素の発生量が少ない観点から注目されています。現在、製造業や建設業において、サプライチェーンの上流から下流に至るまでの二酸化酸素の発生量を把握しようとの動きが強まっているそうです。二酸化炭素把握という観点からも、サプライチェーンが1つのキーワードとなりそうです。
東京製鐵によると、サプライチェーンを考慮して、国内工場への投資を強めていこうとの動きが製造業には見られるとのことです。国内サプライチェーンを強固にしようとの意識から設備投資意欲が強まっているのならば、内需を考える上で重要でしょう。