「20日の米国株は下落」
「時間外取引でネットフリックスは約20%の急落場面」
「保険大手のトラベラーズは上昇、最高値」
「1月のフィラデルフィア連銀景況指数は上昇」
「配達時間短期化、受注残高消化の方向へ」
20日の米国株は下げました。下落率は、ニューヨークダウが0.8%、ナスダック総合指数が1.3%となりました。
20日に発表されたフィラデルフィア連銀の1月調査の製造業景況指数は、前月比7.8P上昇の23.2となりました。18日に発表されたニューヨーク連銀製造業景況指数が大幅に低下してマイナスに転じていました。フィラデルフィア連銀の調査地域では、製造業の景況の良い状態が続いていることが確認されました。
「先行き指数」も28.7となり、前月比で9.7P上昇しました。新規受注や出荷などの主要項目指数が現状、先行きとも上昇しています。
特徴のある項目指数を取り上げてみます。「受注残高」の現況指数は23.5と前月比で12.1P上昇しています。受注の増加に伴い、現状の受注残高は積み上がっています。しかし、「受注残高」の「先行き指数(6カ月先)」は「-6.9」(前月比-0.9)となりました。6ケ月先については、受注残高は減っていくだろうと見る企業の比率が高いことを示します。6カ月先の受注残高が増えると答えた企業の割合が18.7%、減ると答えた企業の割合は25.6%でした。
また「配達時間」の項目指数は現状で25.2(前月比-6.2)、先行きでは「-2.3」(前月比-9.1)となりました。「配達時間」が6カ月先には短くなると答えた企業の割合が多数派になったことを示します。ちなみに配達時間が6カ月後に「長くなる」と答えた企業は16.5%、「短くなる」と答えた企業は18.8%でした。
上記の「受注残高」と「配達時間」の項目を見ると、製造業における供給問題が解消に向かい、顧客に製品が順調の届けられることで配達時間が短くなって、積み上がった受注残高も減っていくとの動きが浮かび上がります。フィラデルフィア連銀の1月製造業景況調査は前向きな内容になったと考えます。
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保険大手のトラベラーズが20日、10-12月期決算を発表しました。以下に示します。(カッコ内は、前期比)
トラベラーズの10-12月期決算
売上高 90億ドル(+7%)
純利益 13億ドル(+2%)
1株利益 5.37ドル(+5%)
2021年12月通期の1株利益は14.49ドル(前期比+38%)となりました。決算内容を好感してトラベラーズの株価は上昇して、20日終値は165.18ドル(+5.11ドル、+3.1%)となりました。高値は169ドル台まであり、史上最高値を更新しました。
トラベラーズの1年間の実績1株利益が14.49ドルで、株価は169ドルの史上最高値です。計算すると、史上最高値の実績PERは11.6倍です。米国保険業は低PERのバリュー株です。
決算発表を好感して、低PERのバリュー株であるトラベラーズが高値更新。一方で、20日の米国株式市場では、GAFAMが全て下げ、半導体関連株も総じて安くなっています。相対的にバリュー株が強い動きでした。
また、グロース株では、ネットフリックスが取引時間終了後に10-12月期の決算を発表しました。有料会員数の増加データが株価材料として注目される企業です。日本時間の21日朝6時40分、ネットフリックスの株価は時間外取引で約20%の急落となっています。高いPERのグロース株に対してネガティブな市場環境を強く認識させる、ネットフリックスの急落です。











