日本時間16日午前5時20分、FOMCの結果を受けて、米国株は上昇、10年債利回りも上昇、ドルが上昇する動きとなっています。
FOMCの結果が公表されました。
毎月の債券の購入額について、来年1月から毎月300億ドルずつ削減されることが決定されました。テーパリングの加速です。
毎月1200億ドルの買い付け規模が、11月、12月と150億ドルずつ削減されます。これで月間900億ドル。来年1月から毎月300億ドルずつ減らすと、300億ドル×3か月で、来年3月でゼロになります。量的金融緩和は3月で終了します。
FOMCメンバーの経済見通し・金利見通しも発表されました。
来年2022年末のメンバーの金利見通しは、以下の通りです。
1回利上げ 1人
2回利上げ 5人
3回利上げ 10人
4回利上げ 2人
ちなみに、9月時点のメンバーの見通しは以下でした。
利上げなし 9人
1回利上げ 6人
2回利上げ 3人
今回の金利見通しにおいて「来年3回の利上げ」とのコンセンサスが明確になりました。「来年3月にテーパリングが終了されて、6月、9月、12月と3回の利上げが行われる」が、FOMCのコンセンサスです。
FOMC前は、「来年中に2回の利上げが実施されることは、ほぼマーケットに織り込まれてきたのではないか」との見方が多く聞かれました。結果は、「年間3回の利上げ」となりました。メンバー18人のうち、10人が3回の利上げを予想しているのですから、3回利上げが圧倒的多数派となります。15日のFFレートの先物相場も、一挙に年内3回の利上げを織り込みました。
メンバーの再来年2023年末の金利見通しは、以下の通りです。現状のゼロ金利に対する利上げ回数を示します。
4回利上げ 2人
5回利上げ 5人
6回利上げ 3人
7回利上げ 5人
8回利上げ 3人
再来年2023年末の金利見通しは、分散されていますが、来年3回の利上げの後、再来年も2回~4回の利上げが実施されるとの見方が中心になります。来年3月のテーパリングの終了の後、3か月ごとに利上げが継続して実施されるとの方向性が、現時点では考えられています。
メンバーのインフレ見通しは以下の通りです。(単位 %) 2021年 2022年 2023年インフレ率 5.3 2.6 2.3(9月予想) (4.2) (2.2) (2.2)コアインフレ率(除く食糧・エネルギー ) 4.4 2.7 2.3(9月予想) (3.7) (2.3) (2.2)来年のインフレ見通しが引き上げられました。
失業率の見通しについては、今年4.3%(9月予想4.8%)、来年3.5%(同3.8%)に引き下げられました。労働参加率等の要素は抜きにして、失業率の水準からは、利上げを堂々と実施できる環境になったと捉えられています。











