「10日のS&P500種指数、終値で史上最高値」
「11月CPI、前年同月比+6.8%、前月比+0.8%」
「ガソリン価格は前年同月比+58%」
「中古車、新車の価格上昇が続く」
「12月のミシガン大学消費者センチメント指数は上昇」
先週末10日の米国株は上昇しました。上昇率は、ニューヨークダウが0.6%、ナスダック総合指数が0.7%です。S&P500種指数は0.9%上昇して、4712ポイントとなりました。終値での高値を更新しました。11月18日以来の高値更新です。ちなみに、取引時間中の高値は、11月22日の4743ポイントです。
10日に発表された、11月の消費者物価指数は、前年同月比で6.8%上昇、前月比で0.8%上昇でした。以下に記します。
前年同月比 前月比
全体 +6.8% +0.8%
食品 +6.1% +0.7%
エネルギー +33.3% +3.5%
(ガソリン) +58.1% +6.1%
除く食品とエネルギー +4.9% +0.5%
アパレル +5.0% +1.3%
新車 +11.1% +1.1%
中古車 +31.4% +2.5%
住居関連 +3.8% +0.5%
航空運賃 -3.7% +4.7%
前年同月比、前年比とも総じて高い伸びとなっています。自動車関連の物価が高い伸びになっているので、10-12月期の製造業の業績は高い水準になるとの見方を引き出します。
消費者物価指数の高い伸びが続いていることが確認されました。今週の米国時間15日水曜日に公表されるFOMCの内容も、より引き締め的な金融政策になる可能性があります。
しかし、先述したように、10日の米国株は上昇して、S&P500種指数は史上最高値を更新しました。事実を確認した結果、下がらない株価を確認して、買いで応じるとの投資家の動きが続いています。引き締め型の金融政策に対して景気面・企業業績面が耐えられる、吸収できると認識して、株価が上昇する動きは継続しています。
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10日には、ミシガン大学から12月の消費者センチメント指数速報値が発表されました。以下に記します。
12月のミシガン大学消費者センチメント指数速報値
12月 (前月比)
現状 74.6(+1.0)
先行き 67.8(+4.3)
総合 70.4(+3.0)
小幅な回復です。総合指数は、前年同月の80.7よりも、10P以上、下の水準です。
発表元では、調査内容について、以下のようなコメントを掲載しています。
「指数の上昇率は、所得分布の下位3分の1の世帯の月次上昇率が(23.6%増)となった。中位3分の1は(3.8%減少)で、上位3分の1が(4.3%減)だった。下位3分の1の上昇が目立っている。変化の方向性にわずかな違いがあるのはよくあるが、下位3分の1でこれほど大きな変化を記録したのは非常に珍しい」
収入の少ない層のセンチメント指数の改善が著しいと記載されています。これは、とても珍しいことだそうです。1980年始めに同様な事態が発生したそうです。
産業界において、賃金水準が相対的に低い「レジャー・観光業」の11月の平均時給が前年同月比で12.3%上昇(11月雇用統計)しています。今まで少なかった給与の大幅上昇が、低所得者層における消費者センチメントの改善にプラスに働いている一面を伺わせます。
消費者においてインフレへの警戒感が強まっています。インフレを警戒している消費者が、保有している現預金の実質的目減りを考慮して、消費に努める結果、インフレが加速しています。その行動は小売売上高などのハードの経済指標を引き上げています。一方で、インフレを心配するマインドが、ミシガン大学やコンファレンスボードの発表するソフトデータの低水準につながっています。











