「日経平均PER」と「日経平均1株利益」の真実
日経平均の「予想PER」とはどのように計算するのか?
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日経平均採用銘柄の合計時価総額と企業側の合計予想利益で算出
(例) 日経平均採用銘柄の時価総額=420兆円
日経平均採用銘柄の合計予想利益=30兆円
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予想PER=420兆円÷30兆円=14倍
次に「日経平均予想1株利益」はどう計算しているのか?
(例) 日経平均28000円
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28000円÷PER14倍=2000円=「日経平均予想1株利益」
この前提で、次に「株価変動が日経平均1株利益に与える影響」を考えよう。
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ファーストリテイリングの株価≒85000円
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同社の株価が10万円上昇して18万円台になったと仮定。他の224銘柄の株価変動はなく、ファーストリテイリングの株価だけが10万円上昇と仮定。
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「日経平均PER」や「日経平均1株利益」はどう変わるだろうか。
まず、時価総額への影響を考える。ファーストリテイリングの発行株式数は約1億株である。発行株式数1億株の会社の株価が10万円上昇すると、10兆円の時価総額増加要因になる。
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420兆円だった日経平均採用銘柄の合計時価総額は420兆円+10兆円=430兆円となる。
そして、時価総額430兆円を225社の合計予想利益30兆円で割ると、予想PERは14.33倍に変動する。
次に、ファーストリテイリングの株価10万円分の上昇が日経平均に与える影響を計算する。「10万円」を日経平均の除数27.769で割ると、約3600円になる。
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つまり、他の224銘柄の株価が変動せず、ファーストリテイリングの株価だけが10万円分上昇すると、日経平均は28000円+3600円=31600円となる。
その日経平均31600円を先述の予想PER14.33倍で割る。
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31600円÷14.33倍=2205円
企業側は業績見通しの修正をしているわけではない。日経平均採用銘柄の合計利益見通しは変わっていないのに、日経平均の予想1株利益は従来の2000円に対して2205円に変わってしまった。通常、企業の予想1株利益は、業績の修正がなければ変わらない。しかし、「日経平均1株利益」は株価の変動によって変わるのである。
(まとめ)
➀ 日経平均予想PERは時価総額を利益で割って算出する。
② 日経平均1株利益は、そのPERで計算する。
③ 時価総額の増加率と日経平均の上昇率は異なる。
④ 企業からの業績修正はなくても日経平均予想1株利益は変動する。











