シャープ <6753> が下落している。公募増資を含む最大2000億円規模の資本増強を行う検討に入ったと一部に報じられたため。今年9月に期限を迎える社債約2000億円の償還原資などの充てる予定といい、23日付けの産経新聞朝刊は資本・業務提携した台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業から出資を仰ぐ方向で調整していたが、交渉打ち切りも視野に自前の資金調達に乗り出すと伝えていた。
同社では23日午前に「当社が発表したものではなく、また決定した事実もない」とするショートコメントを出していた。もっとも、同社の12年12月末での自己資本比率は9.6%まで低下しており、社債の償還原資調達や財務体質の強化策は喫緊の課題。「期待していた鴻海との資本提携交渉がもし白紙のなれば自力での資本増強はひとつの選択肢」(市場筋)と見る市場関係者は多い。そうなれば一株利益の希薄化を招くほか、経営の先行き不透明感も強まるとして警戒する声が聞かれている。(H.K)
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