本田系部品メーカーのエフテック <7212> が5営業日ぶりに急反落している。国内個別事業の収益環境が悪化していることを受け人員削減を含む事業構造改革を実施。製造拠点の減損損失や希望退職者募集に伴う特別退職加算金など特別損失の計上で12年4~12月期の連結最終損益が31億1200万円の赤字に転落したことが前日引け後の決算発表で判明。従来は10円の予想だった期末配当を見送る方針も明らかにしており、これらが「ネガティブサプライズ」と受け止められている。
北米や東南ジアなどでの自動車販売の増加を追い風に海外事業は堅調に推移しているが、国内事業はホンダの軽自動車比率の上昇や中国向け部品輸出の減少などで収益性が低下。抜本的な事業構造改革が必要と判断して人員の適正化や役員報酬の削減、久喜・亀山両事業所の生産体制見直しなどに取り組むことにしたという。これに伴って12年4~12月期に48億円あまりの特別損失を計上したことから、13年3月期通期の当期純損益も従来の14億円の黒字から27億5000万円の赤字に下方修正しており、嫌気売りを誘っている。なお、同社ではこれらの構造改革が14年3月期に約20億円のコスト削減効果につながると予想している。(H.K)
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