日本ケミコン <6997> が高くなっている。前日の通常取引終了後に12年4~12月期連結決算を発表。価格競争の激化で主力のアルミ電解コンデンサーなどが苦戦しており、本業の収益は伸び悩んでいるが、一方で為替の円高修正を受けて営業外の為替差損益が急改善しており、10~12月期だけでは小幅ながらも経常黒字を確保しった。これが市場の見直し機運を誘っている。
同社は4~9月期の段階で10億9400万円の為替差損を計上していたが、11月以降の円高修正によって10~12月期では17億2900万円の為替差益が発生。同期の営業損益は15億6300万円の引き続き赤字だったが、経常損益は1億2700万円の黒字に転換。4~12月期の累計では6億3500万円の為替差益を計上しており、当期純損益は4~9月期と同額の57億1400万円の赤字にとどまった。13年3月期通期の予想は変えていないが純損益は97億円の赤字となっており、「今後の為替相場次第だが、赤字幅がかなり縮小する公算が大きくなった」という見方が広がっている。(H.K)
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