「来週の株式市場・"供給の正常化"を意識へ」
6月19日の東京株式市場は軟調な展開となりました。今週の日経平均は初めての7万円乗せ、大台替えで一般メディアが株価を話題にするケースも多くなっています。
昨日に業績上方修正(今年度の営業利益計画を5割近く上方修正)を発表したフジクラが買い気配のままという状態が続きました。こうなると、データセンター関連株を個別に物色する動きが活発になります。本日もAI関連株が人気の中心です。
ただ、今後の株式市場では、戦争終結による「ホルムズ海峡開放・供給の正常化」を意識した展開を想定します。
ここまでの「AI関連株の大相場」は「当面の原油価格、金利、供給面は国際情勢によって大きく変動する不安がある。AI関連については、目先のブレがあっても中期的成長性に変化はない」との観点から集中物色されたことが要因でしょう。
本当にホルムズ海峡が開放されるなら、世界経済への不安が後退します。供給面の問題が解消されれば、原燃料調達への不安が解消され、幅広い産業の業績が正常な軌道に入ります。そうなると、AI関連株に集中していた資金が、ゆっくりと他の産業に分散されていく展開が想定されます。日本市場で不人気だった自動車関連株や建設関連株の底打ちを意識します。
今週17日に貿易統計が発表されました。価格上昇を背景に多くの産業で輸出が拡大しました。以下に自動車の輸出動向を掲載します。
自動車輸出(貿易統計より)
金額
1月 1兆3113億円(+0.4%)
2月 1兆6057億円(+2.5%)
3月 1兆6179億円(+0.9%)
4月 1兆5436億円(+3.5%)
5月 1兆3895億円(+13.7%)
台数
1月 413,977台(+3.7%)
2月 518,271台(+4.6%)
3月 504,647台(-2.4%)
4月 487,068台(-3.1%)
5月 433,992台(-2.3%)
台数の回復は実現していませんが、5月の輸出金額は13%台の高い伸びを示しました。自動車業界の4-6月期業績を見るうえで参考にします。











