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「ISM7月製造業景況調査、価格指数が急低下」

「1日の米国株は小幅安」

「米国10年債利回りは低下、一時2.6%割れ」

「金利低下でドル安、ドル円相場131円台」

 

 

 

 

 

 

8月1日の米国株は小幅安となりました。ニューヨークダウ、ナスダック指数とも下落率は0.1%台でした。

 

 

1日にISM製造業景況調査(7月)が発表されました。景況指数は52.8と、前月比0.2%Pの低下となりました。項目別指数では、「新規受注」が48.0(-1.2)、「出荷」が53.5(-1.4)となりました。

 

 

極めて大きな変化を示したのは「価格指数」です。「価格指数」は前月比で18.5%Pも低下して60.0となりました。以下に詳細を示します。(単位、%)

 

 

    「高い」    「同じ」   「低い」     NET    指数

6月       65.2       26.5     8.3   +56.9        78.5

7月       41.5       37.0    21.5    +20.0        60.0

 

 

7月の「価格」調査では、価格が「高くなっている」との回答比率が鮮明に低下して、「低くなっている」との回答比率が上昇しました。企業の購買担当者の取引価格への感覚が大きく変化しています。取引価格の歴史的上昇はヤマ場を越えたとの判断を引き出すデータです。

 

 

企業の取引価格の上昇一服は、先行きの広範囲における物価の上昇抑制を意識させます。ISM価格指数の急低下を受けて、インフレの抑制意識が広がり、米国10年債利回りは、一時2.6%割れ、2.58%台まで低下しました。

 

 

米国金利の低下を受けて、ドル円相場は1ドル131円台まで下落しています。

 

 

短期金利の先物市場では、政策金利の引き上げペース鈍化を読む取引が活発です。来年3月頃からの利下げを意識する動きです。

 

 

金利の低下が株価にとってはクッションになります。ただ、需要の落ち込みが企業の売上高や利益を押し下げる傾向の中で株式投資を考えねばなりません。

 

 

ISMの「Supplier Deliveries」項目の指数は55.2(-2.1)となりました。サプライチェーンの混乱も沈静化してきたことを示す水準です。しかし、取引担当者のコメントからは、引き続き供給面の混乱を指摘する声が多いことは示しておきます。以下は、担当者の意見を記します。

 

 

 

「リードタイムの延長は依然としてビジネスに影響を及ぼす。受注残は豊富だが、材料不足で顧客に納入できない」 [電機]

 

「インフレが景気を減速させている。過去のサプライチェーン問題で原材料が過剰在庫となり、受注が停滞している」 [化学]

 

「半導体不足は継続。中国のロックダウンはさらに深刻な供給問題になっている」 [輸送用機器]

 

「インフレの進行を受けて景気後退の懸念が強まっている。多くの顧客は在庫を減らすために注文を控えている」[食品]

 

「新規受注はやや減速している。だが、物流の問題はまだ改善されていない。資材のリードタイムの長さや人手不足は依然として大きな問題である」 [機械]

 

「当社の市場はまだ強いが、減速が来ている。受注はあまり慎重になっている。また、一般的な市場は景気後退の始まりにある」 [金属加工品]

 

「どの市場も非常に忙しい。しかし、いずれは打撃を受けるであろう逆風に直面している。リードタイムとコストにより、大型プロジェクトは予算、計画、実行が非常に難しい。通常業務も非常に難しい」 [非金属鉱物製品]

 

「現在の受注残高は満杯だが、10-12月期から減速の兆しが見られる」 [プラスチック・ゴム製品]











 

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