「米国株は最高値が続く」
「キャタピラー4%上昇、米国でのインフラ投資拡大で恩恵」
「テスラは5%弱の下落」
「ソフトバンクグループ、最大1兆円の自社株買いを発表」
「ソフトバンクグループ、米国市場で株価9%上昇」
「日経平均先物、ソフトバンクグループの上昇を予想して夜間取引で上げる」
8日の米国株は小幅上昇となりました。3指数そろって最高値を更新しました。
ニューヨークダウ採用銘柄において、上昇率トップとなったのは、建設機械メーカーのキャタピラーです。米国におけるインフラ投資法案の可決を受けて、インフラ投資・建設投資が活発になるとの観点から、キャタピラーが高い上昇率となりました。キャタピラーの株価は、4%を超える上昇率となりました。
キャタピラーの大幅高を参考にすると、米国で橋梁の建て替えや鉄道トンネルの整備が活発になった時に、仕事が増えるような企業を世界的に物色するような動きも予想されます。日本でも、米国にビジネスを広げている建設機械関連株や建設資材関連株に人気が回るか、注目されます。
一方、米国で上昇の中心銘柄だったテスラは5%弱の下落率となりました。イーロン・マスクCEOが保有株の10%を売却する方向性になったことを受けて、「需給の悪化」が警戒されたとのことです。報道によると、イーロン・マスクCEOの売却額は約200億ドルになるとのことです。200億ドルは日本円換算で2兆円以上になるので、大金です。
一方で、テスラの時価総額は約1兆1600億ドル(130兆円程度)です。報道を基に計算すると、イーロン・マスクCEOの売却金額は、時価総額の1.7%程度になります。
テスラの売買高は、1日2000万株台から3000万株台になります。10月の25日と26日には両日とも6200万株の出来高を記録しました。1日あたりで、日本円換算で3兆円の売買代金をこなし、人気時には売買代金が7兆円になるのがテスラ株です。時価総額が約130兆円で1日3兆円の売買代金をこなす株式にとっては、時価総額の1%強の浮動株の増加は、本質的には悪材料とは言えないでしょう。
日本では、ソフトバンクグループ(9984)が8日、決算を発表し、最大1兆円の自社株買いの実施を発表しました。孫正義会長兼社長は説明会において「今の株価は株主にとっては大きなチャンス」と話していました。
米国市場において、ソフトバンクグループのADR(米国預託証券)は、9%も上昇していました。ソフトバンクの昨日段階の時価総額は約10兆円です。時価総額の約10%の自社株買いの規模を考慮して、米国市場においてはソフトバンクグループの株価上昇が予想されています。イーロン・マスクCEOの売却株の時価総額に対する割合、ソフトバンクグループの自社株買い金額の時価総額に対する割合等を比較して、株価面への影響を考えてみるのも興味深い手法です。
大証の日経平均夜間取引の終値は29690円と、日経平均の8日終値に対して180円ほど上の位置にあります。ソフトバンクグループの株価上昇が日経平均に与える影響を考慮した結果と考えられます。
住友金属鉱山(5713)は8日、今3月期の連結税引き前利益を従来の1380億円に対して2660億円に上方修正しました。配当金も大幅に引き上げます。
足元では、鉄鋼株や商社株などが上方修正を行っても、素直に上昇しないような動きが見られていました。価格上昇を味方につける株価が上がらない動きが目立っていましたが、本日の住友金属鉱山の株価が素直に上げるかどうか、物色の傾向を見る上で注目されます。











