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競馬が好きだ!

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こんばんは、大関です。Stay Homeで休みの昨日、今日は家に籠り、出かけたのは近所のスーパーへ買い物に行ったくらいだったんですが、晴れた日中ならTシャツ1枚でも全く問題ないくらいの暑さを感じるようになりました。競馬場に行く時にスーツだと暑く感じられてくると、ああ春のGIシーズンだねぇと思ったりしますが。

と言っても、歓声が響かない競馬場で仕事をするようになってはや2か月以上。この間競馬が全く止まらずスケジュール通り進んでいることが世界に目を向ければ奇跡だ!とは分かっていても、競馬場で季節の移り変わりを例年ほど感じられない、という現実はやっぱり慣れないものです。

先週のNHKマイルカップで初めて、無観客下でGIが行われる現場を体験しました。だいたいGIレースの直線、と言えば、実況が歓声でかき消されてしまうのが当たり前ですし、NHKマイルカップといえば4年前に、入社10年目で初めて、大歓声の中で実況したGIですから余計に違和感は募りました。「GIの日に、その競馬場で後半のレースを実況する」というのも初めてでしたから、普段とは明らかに違う場内の熱気に、自然と自分もいつも以上に声を張り上げていた訳です。そこへあの日は頭数に関係なくゴール前でもつれるレースが多かったこともあって、正直GIの前にだいぶ体力を取られていたような記憶があります。

いや、正直レース直前は不思議な感覚でしたね。「あれ、なんで俺は紺色に白文字のゼッケンつけてる馬を必死に覚えてるの?」と。ファンファーレの生演奏(←初GIからこれって運が良いんだと思う)から場内の実況を降りるまではとにかく無我夢中で、その時間帯だけ、記憶をごっそり抜き取られたような感覚です。いや、どう実況していたのか思い出せないんですよ!今も。最終レースの実況と取材まで終わって、帰りの電車の中で燃え尽きた力石徹のようにぐったりしていたのは覚えているんですけど。初GIに関してのことは以前弊社サイトにも書かせてもらったので、お暇でしたら読んでみてください。


(実家に帰ったら塗り絵がこんな風に保存されてました)

話がちょっと脱線しました。今年のNHKマイルカップは9番人気だったラウダシオンが2番手から抜け出して戴冠、現3歳が第一世代のリアルインパクト(2011年にこのレースで3着→次走安田記念3歳でV)産駒がGI初制覇となっただけでなく「ディープインパクト後継種牡馬の産駒から初のGI馬誕生」というエポックメーキングな結末となりました。ついに「ディープインパクトの孫世代」がGIを勝つ時代。キングカメハメハの孫世代からアーモンドアイやサートゥルナーリアが既に出ていることを考えればもしかすると遅かったのかも知れませんが、日本の馬産や血統のトレンドに新しい時代の波がやってきた事を示すものだったと思います。

4週間後にはまたJRAで2歳戦が始まります。ディープインパクト後継ではミッキーアイル、エイシンヒカリ、ダノンシャークといったところが新種牡馬に名を連ねる世代。個人的にはイスパーン賞、香港カップ勝ちのエイシンヒカリに期待をかけてみたいんですが、「波」の推移を楽しみに見たい所ですね。

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」では、木曜日に園田で行われる3歳牝馬の重賞=のじぎく賞の話題を中心にお届けします。お楽しみに!


(新潟出張がこの春はないので、新潟に行った気分になれる酒を日曜の夜に呑みました)

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