夕方ごろデスクで仕事していると、なんだか後輩たちがざわついている。
「2頭立て...」「2頭立て!?」
きょうの大井3R、1400mの2歳新馬戦。5頭が出走予定のところ、2頭が出走取消、1頭が競走除外となり、出走馬はカミュとライジンバローズの2頭だけになってしまったのです。わしら実況を生業とするアナウンサー、レースそのものもさることながら実況がどんなふうになるのか、興味津々でネット中継に食い入りました。
いやーこれは、実況の鈴木努アナも大変だったでしょうなあ。途中からは2頭の鞍上、笹川翼騎手と吉井章騎手の情報がふんだんに盛り込まれるという実況に。ワンターン800mや900mならまだしも、1400mですからねえ。苦心の跡がうかがえる実況、たいへんお疲れ様でした。3Rの新馬戦は、吉井章騎手騎乗の #カミュ(牡2松浦裕之厩舎)が勝利👑
— 東京シティ競馬(TCK) (@tck_keiba) October 4, 2024
スタートで出遅れるも終わってみれば、1番人気相手に8馬身差をつけての圧勝!
一騎打ちを見事制しました
おめでとうございます🎉#TCK pic.twitter.com/jcpk68ZCLR
中央競馬では数年に一度、4頭立て(出馬投票5頭で1頭取消or除外)というレースがありますが、小塚はまだ担当したことがない。5頭立ては何度かありますけどね。2000mの5頭立てはかなり間延びした記憶があるけど。距離を頭数で割った「間延び指数」(←いま思いついた)は2000÷5=400。2400mの4頭立てでも600。今回の2頭立ては1400÷2=700で、これはなかなか超えられないでしょうね。
レコードブックによると、中央競馬70年の歴史の中で2回あって、1回目は1963年6月1日の東京7R、アラブ系障害特別。1着ヤマタカオー、テンポは落馬。ゴールを駆け抜けたのは1頭だけだったということ。うわあ。どのあたりでの落馬かにもよるけど、もしレース序盤だったとしたら、その後はずっとウォークオーバー...。もっと実況が大変だ。ただまあ、障害は一定の距離ごとに飛越があるので、多少のメリハリはつくのかな。それでも限界はありそう。
2回目は1970年8月9日の小倉2R、障害オープン。1着キングスピード、2着ブゼンエイト、その差3馬身2分の1。これはそれなりにレースになっていたのかな? ただキングスピードは障害10戦10勝の記録を残していて、このレースもレコード勝ち。実力差はいかんともし難く、だからこその2頭立てだったのでしょうかね。
JRA設立前には2頭立ても存在したようで、試しに国会図書館のデジタルコレクションで昭和18年の競馬成績書をざっと眺めてみたところ、のちに帝室御賞典を勝つヒロサクラが2頭立てのレースを勝っていました。この成績書には短評も載っていて、現代の仮名遣いに直して引用しますと「審判台前からヒロサクラ先行、第三角すぎからショウワ(注...2着馬ショウワイサム)差して一旦先に立ったが、ヒロサクラ楽に抜き返して勝つ」とあります。攻防のあるレース、想像すると面白いです。
ラジオNIKKEI、2頭立てのレースはさすがに音源が残っていません。ただ、4頭立てで入線2頭というレースは実況が残っています。以前もこのブログかなにかでご紹介した、昭和45年の阪神障害ステークス(春)。佐山優騎手のツキヒデキングが勝ったのですが、ほかの3頭は道中で落馬。そのうちの1頭ダイニトップレデイは、高見常正騎手が再騎乗してツキヒデキングから1分半近く遅れて入線しました。当時の成績書には「ダイニトップレデイ号は2周目第7号障害(土塁)飛越の際踏切遠く前肢を障害に触れ人馬転倒したが、原地点にて再騎乗し競走を続行著しく遅れて入線」という但し書きが書かれていました(現在はルールが変わり落馬再騎乗は不可)。このときは道中ほぼ単走。宮沢進アナの実況もどこかやりづらそうにしていたように思います。
自分がいざ担当となれば...? 喋ってみたい気持ちもありますけれど、取消とか除外とか競走中止とか、何かしらのアクシデントが発生したからそうなるわけで。アクシデントはないに越したことはないので、何としても喋りたい、とは思わないかな。もちろん、何らかの理由でそうなってしまったら、全力で実況がんばりますよ。
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では、10月 5日(土) の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]
<解説>
赤塚俊彦(競馬ブック)
能勢俊介
郡和之(日刊競馬)
<パドック解説>
加藤剛史(馬サブロー)1R-4R
吉岡哲哉(競馬ブック)5R-8R
唐島有輝(競馬ブック)9R-12R
<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:05頃 「週間ニューストピックス」
11:05頃 「メインレース展望」
11:55頃 「能勢俊介の"今日の勝負どころ"」
12:05頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:55頃 「野元賢一の『競馬のツボ』」
13:25頃 「メインレース展望」
13:55頃 「今週の注目数字」
14:25頃、16:15頃 「トレセンレポート」出演:野元賢一(日本経済新聞)
16:25頃 「あすの重賞展望」
東京実況:米田元気(1R-6R)山本直(7R-12R)
進行:稲葉弥生、木和田篤、藤原菜々花
パドック進行:木和田篤、山本直、稲葉弥生
新潟実況:小林雅巳(1R-6R)山本直也(7R-12R)
[ラジオNIKKEI第2]
<解説>
信根隆二(競馬ブック)
関根慶太郎(日本経済新聞)
<パドック解説>
松浪大樹(大阪スポーツ)1R-6R
丹羽崇彰(競馬ブック)7R-12R
<主なコーナー>
9:35頃 「第5回京都競馬 馬場情報」(インタビュー)
9:50頃 「第5回京都競馬 イベント情報」(インタビュー)
9:55頃 「パドック解説者 きょうの狙い」
10:25頃 「一般レースの狙い」
10:30頃 「メインレース展望」
11:25頃 「週の中間の話題から」
11:50頃 「日曜重賞レース展望」
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:50頃 「大穴一発!一攫千金を狙え!」出演:棟広良隆(競馬アナリスト)
13:15頃 「解説者 今日の狙い目」
14:15頃 「パドック解説者 メインレースの狙い」
16:00頃 「明日のメインレースの見どころ」
京都実況:檜川彰人(1R-6R)三浦拓実(7R-12R)
進行:中野雷太、加藤弘晃
パドック進行:髙田洋子
※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

