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あすは中京競馬場で神戸新聞杯。このレースが終わると、いよいよクラシック最終戦・菊花賞の勢力図がはっきりとしてきます。


先週のセントライト記念は、春のクラシック不出走だったガイアフォースが日本ダービー3着馬アスクビクターモアを破り重賞制覇。ただ、春GI不出走とはいえ、ガイアフォースはドウデュースの新馬戦2着(3着フェーングロッテンはラジオNIKKEI賞勝ち)なので、もし順調ならクラシック戦線でも活躍が期待できた存在です。
牝馬路線は紫苑Sスタニングローズ、ローズSアートハウスと、それぞれオークス最先着馬が秋初戦できっちりと結果を残しました。さて牡馬はどうか。


そもそも今年は菊花賞路線に皐月賞馬もダービー馬もいません。ドウデュースはご存知のとおりフランスに飛び、ジオグリフは日本ダービー後に骨折が判明し、この秋は天皇賞で復帰予定と報じられています。
ダービー組でいうと、2着イクイノックスも天皇賞(秋)に出走との報。4着ダノンベルーガも菊花賞路線ではなさそう。ダービーで掲示板に載った馬では、前記アスクビクターモアと、5着だったプラダリアの2頭のみが菊花賞に進むことになりそうです。


少ないなあ...なんて思ったけど、去年だって菊花賞に出走したダービー上位組は3着ステラヴェローチェしかいなかった。ただダービー馬シャフリヤールは神戸新聞杯に出走。菊花賞出走の可能性もあったんだっけ? 1年前の記憶なのにぼんやりしててアレですが。


今年の神戸新聞杯で、ダービー最先着は5着だったプラダリアです。
近2年はシャフリヤール、コントレイルとダービー馬の出走がありました。2019年はロジャーバローズが故障引退、ダノンキングリーは天皇賞路線に進み、ヴェロックスの3着がダービー最先着。2018年はワグネリアン、2017年はレイデオロと、菊花賞に進まなかったダービー馬も神戸新聞杯に出走して勝ちました。2016年はダービー2着馬サトノダイヤモンドが勝利。2015年は日本ダービー3着以内馬が出走せず、ダービー最先着はリアルスティールの4着。それ以前のダービー最先着馬を調べると、

2014 ワンアンドオンリー(1着)
2013 エピファネイア(2着)
2012 ゴールドシップ(5着)
なので、神戸新聞杯の出走馬のうちダービー3着以内馬が出走しないのは7年ぶり、最先着が5着だったのは10年ぶりってことになりますかね。


ちなみにリアルスティールは皐月賞2着、ゴールドシップは皐月賞馬。「春クラシック連対馬が出走しない神戸新聞杯」は、関西の菊花賞トライアルが神戸新聞杯に一本化された2000年以降ではどうやら初めてとなるようです。


以前ブログで書いたような記憶がありますが、菊花賞馬の種牡馬入りは近年意外と重要になってきているんじゃないかと思うのです。GI勝ちが菊花賞だけとなるとさすがに厳しいかもしれませんが、複数GI勝利のある菊花賞馬でみていくとキタサンブラックはイクイノックスを出し、エピファネイアはデアリングタクトやエフフォーリアを出し、ゴールドシップはユーバーレーベンを出しました。オルフェーヴルはラッキーライラックやマルシュロレーヌの父になりました。これ以前の「複数GI勝ちの菊花賞馬」はディープインパクト。産駒に活躍馬多数ですね。


2歳新種牡馬のサトノダイヤモンドにも期待がかかりますし、今後産駒をターフに送り出すコントレイルもワールドプレミアもフィエールマンも、そしてゆくゆくは種牡馬入りするであろうタイトルホルダーだって、ドゥラメンテの血を継いでいくという使命も込みで注目を集めるはず。サトノダイヤモンドとタイトルホルダーは春二冠で健闘し初GI勝ちが菊花賞でしたが、同じような戦歴のエピファネイアがこれだけ活躍馬を出しているわけで、この先例は心強いはず。


そして、今年も"乱菊"となりそうな菊花賞戦線で、有力候補となりうる馬の出現を楽しみに待ちたいと思います。個人的に、春の時点で菊花賞で買いたいと思っていた馬が出てきているので、なんとか次に繋がるレースをしてもらいたいなあ。ひっそり期待しつつ、実況がんばります。


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イベント情報はこちらから→ 第4回中山競馬 第5回中京競馬


では、9月 25日(日) の出演予定です。
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「秋の2歳単勝」 12月18日(日)までの全ての2歳戦は、単勝の払戻金が5パーセントアップ!


[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
林茂徳(競馬ブック)
能勢俊介
久保木正則(日刊競馬)


<パドック解説>
宮崎弘貴(日刊競馬)1R-4R
安中貴史(競馬ブック)5R-8R
京増真臣(研究ニュース)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:25頃 「メインレース展望」
11:50頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:20頃 「日曜メインレース展望」
13:50頃 「今日のコラム」出演:有吉正徳(競馬ライター)
14:30頃 「パドック解説者 レース展望」
16:20頃 「来週の重賞展望」


中山実況:米田元気(1R-6R)中野雷太(7R-12R)
進行:藤原菜々花、山本直也、佐藤泉
パドック進行:石原李夏


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
菱田誠(スポーツニッポン)
森本昭夫(競馬評論家)


<パドック解説>
浜口和也(馬サブロー)1R-6R
城谷豪(馬サブロー)7R-12R


<主なコーナー>
9:45頃 「パドック解説者 狙いのレース」
10:15頃 「一般レースの狙い」
10:45頃 「メインレース展望」
11:35頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
11:45頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:05頃 「解説者 今日の狙い目」
13:40頃 「日曜メインレース展望」
16:00頃 「来週のメインレースの見どころ」


中京実況:小林雅巳(1R-6R)小塚歩(7R-12R)
進行:檜川彰人、三浦拓実
パドック進行:加藤弘晃


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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