お知らせ:

中央競馬実況中継

番組へのお便りはこちら

各事業所の営業最新情報
イベント情報はこちらから→ 第2回・第3回新潟競馬 第1回札幌競馬


あすから夏の新潟開催が開幕。開幕日を飾る重賞が、新潟ジャンプステークスです。あれ、いつのまに開催初日に行われるようになったんだ。いままで開催後半だったじゃないか...とここで気付く。
夏競馬後半戦に小倉サマージャンプがあるな(ここ2年ほど実況した)。かつては小倉SJが夏の小倉開催初日に行われていましたが、新潟と北海道の2場開催が行われるようになり、新潟JSと施行時期が入れ替わったんですよね。そうだそうだ。


その新潟ジャンプS、アサクサゲンキに騎乗する石神深一騎手は障害100勝にリーチ。またワーウルフに騎乗の西谷誠騎手は、勝てば史上3人目の「全6場障害重賞制覇」が懸かっています。
そしてルーキー小牧加矢太騎手は、初勝利時にコンビを組んだヴァーダイトに騎乗して、重賞レース初挑戦です。今年の新人騎手では、ご存知の通り今村聖奈騎手がテイエムスパーダでCBC賞を逃げ切り、重賞初騎乗初制覇を果たしました。小牧加矢太騎手があすの新潟JSを勝てば、同じ年にルーキー2人が重賞初騎乗初制覇という、なかなかない記録が達成されます。


そもそも、ルーキーイヤーに障害重賞を勝つというケースが稀。現役騎手ではおらず、白浜雄造騎手がデビュー2年目に勝ったのが最速(東京ハイジャンプ・レガシーロック)。小坂忠士騎手と高田潤騎手が3年目で勝ったのも早い方です。小坂騎手はカネトシガバナーで阪神SJを勝利、高田騎手は3年目のシーズンに障害重賞を3頭で4勝(ヒサコーボンバー、アイディンサマー、ギフテッドクラウン)しているのがすごい。


では、デビュー年に障害重賞を勝った騎手は過去どれだけいたか。1954年9月のJRA創立以降に免許を取得した騎手について、全騎手名鑑を1ページずつめくって競馬年鑑と照らし合わせて調べたところ、6人見つかりました。

瀬戸口勉 1959年京都大障害(秋) ハルナサン
加賀武見 1960年東京アラブ障害特別 ミワヒカリ
中西武信 1960年アラブ大障害(秋) タカチカラ
星野信幸 1968年東京障害特別(春) リツシユン
伊藤正徳 1868年東京障害特別(秋) フリートターフ
田村正光 1969年東京障害特別(春) クインサーフ
ということで、あす小牧加矢太騎手が勝てば田村正光騎手以来53年ぶりの「新人年障害重賞勝利」となります。


では、ルーキーイヤーに重賞初騎乗初制覇を障害重賞で達成するといつ以来になるのか、というと、これも田村正光騎手以来。
なんと田村正光騎手、デビューから半月で障害重賞を勝ったのです。田村正光騎手の初騎乗は1969年3月1日の東京4Rオフク(4着)。翌日の東京4R、マナメントに騎乗して3戦目で初勝利。そして、3月16日に行われた東京障害特別(春)で重賞勝利。なんというトントン拍子!
で、この年の3月に行われた重賞レースの成績を調べると、3月2日に弥生賞、3月9日に目黒記念(春)と京都4歳特別と金鯱賞が行われ、田村正光騎手はどれにも騎乗していませんでした。この翌週に行われたのが東京障害特別(春)なので、「新人年に重賞初騎乗初制覇」を「障害重賞で達成」していて、なおかつ「デビューからの史上最速障害重賞制覇」であるのです。


ほかの騎手も調べられるだけ調べたところ、加賀武見騎手は障害重賞勝利までに平地障害含め重賞に6回騎乗していました。伊藤正徳騎手は東京障害特別(秋)の2週間前に行われたカブトヤマ記念で重賞に騎乗していたので、重賞初騎乗初制覇ではありませんが「障害重賞初騎乗初制覇」ではあります。瀬戸口勉騎手、中西武信騎手、星野信幸騎手はそれぞれ平地含めた重賞初騎乗で勝利しています(調べ漏れがなければ...)。


ちなみに1986年デビューの騎手で、2年目以降も含めて調べてみると、高田潤騎手はデビュー3年目に、2回目の障害重賞騎乗で勝利(平地含めると5回目)。林満明騎手も2年目に重賞騎乗2回目で初制覇(カルストンファスト)、牧田和弥騎手は平地重賞勝ち経験もあるなかで、95年京都障害S(秋)で障害重賞初騎乗。2回目の障害重賞騎乗が4年後の99年阪神ジャンプS、ヒサコーボンバーで勝利しています。
そして記憶に新しい、三津谷隼人騎手のラストライド重賞制覇。これが自身2回目の障害重賞騎乗でした(平地含めると4回目)。


1985年以前デビューの騎手で2年目以降に重賞初騎乗で勝った騎手もいるかもしれませんが、騎手名鑑と競馬年鑑だけでは調べがつきませんので(汗)、ひとまず"新人年での"という条件付きではありますが「重賞初騎乗初制覇を障害重賞で達成」というレアな記録を小牧加矢太騎手が成し遂げるのか(たぶん史上5人目?)、注目しています。


では、7月 30日(土) の出演予定です。
【PCやスマホで楽しめます。 radiko.jp へ!】
「夏の2歳単勝」 9月4日(日)までの全ての2歳戦は、単勝の払戻金が5パーセントアップ!


[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
田村明宏(競馬ブック)
能勢俊介
沢田美紀(日刊競馬)


<パドック解説>
加藤剛史(馬サブロー)1R-4R
林茂徳(競馬ブック)5R-8R
松本智志(競馬ブック)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「週間ニューストピックス」
9:55頃 「パドック解説者 レース展望」
10:25頃 「レース展望」
11:45頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
11:55頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:45頃 「野元賢一の『競馬のツボ』」
13:15頃 「土曜メインレース展望」
13:50頃 「今週の注目数字」
14:30頃、15:55頃 「トレセンレポート」出演:野元賢一(日本経済新聞)
16:25頃 「あすの重賞展望」


新潟実況:米田元気(1R-6R)中野雷太(7R-12R)
進行:小島友実、佐藤泉、藤原菜々花
パドック進行:中野雷太、小島友実


[ラジオNIKKEI第2]


<スタジオ解説>
永井晴二(競馬評論家)
大西修平(デイリースポーツ)


<札幌競馬場解説>
志村竜一(日刊競馬)
中西友馬(日刊競馬)


<主なコーナー>
9:45頃 「一般レースの狙い」
10:40頃 「土曜メインレース展望」
11:30頃 「日曜重賞レース展望」
11:50頃 「狙いのひと鞍」(札幌競馬場から)
12:00頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:30頃 「大穴一発!一攫千金を狙え!」出演:棟広良隆(競馬アナリスト)
13:40頃 「解説者 今日の狙い目」
14:10頃 「メインレース展望」(札幌競馬場から)
16:10頃 「明日のメインレースの見どころ」


進行:山本直、檜川彰人、加藤弘晃、髙田洋子
札幌実況:小林雅巳(1R~6R)小塚歩(7R~12R)


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

お知らせ

お知らせ一覧