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21日、園田競馬場(曇・良)で行われたダートグレード競走、第22回農林水産大臣賞典・兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII・1400m)は幸英明騎手騎乗、4番人気のJRAラプタスが好位から直線抜け出し、3度目のチャレンジで兵庫ゴールドトロフィー初優勝。2着には1番人気のJRAシャマル、3着に5番人気のJRAサクセスエナジーが入った。4着にもJRAのオーロラテソーロが入り、JRA勢が上位を独占。地元の大将格2番人気のイグナイターは5着だった。

ラプタスは父がディープブリランテ、母がエアラホーヤ(母の父ボストンハーバー)。松永昌博調教師の管理馬。通算成績は24戦10勝。重賞は5勝目となった。

レース後のコメント

1着ラプタス(幸英明騎手)
「今日はどれぐらいやれるかという不安もありました。結果的には本当に、強かったと思います。韓国に行ってからだいぶ飼葉も落ちていたようで、馬体も減っていたようですが、厩舎でしっかりと立て直してくださって、今日返し馬に行った時はここ最近で一番調子が良さそうな雰囲気でした。できればハナに行きたかったのですが、速い馬がいたので行けなくて、自分の形ではありませんでしたが、終始手応えも良く、結果的に4コーナーでは脚が違いました。強かったです。(6歳ですが)まだまだやれるという感じです。久しぶりに力を見せてくれてホッとしました」

2着シャマル(川田将雅騎手)
「GI終わりの疲れがありながらも、ここまで頑張ってくれているので、また来年いい走りをお見せできればと思います」

3着サクセスエナジー(松山弘平騎手)
「本当は砂を被らないポジションで競馬をしたかったのですが、枠的に被る形になりました。3コーナーまでは我慢してくれましたが、そこから少しキックバックを嫌がる面を見せました。この歳でも、まだその点が慣れません。それでも外に出してからは年齢を感じ無い走りで、3着争いまで詰めてくれて、良く頑張ってくれました」

4着オーロラテソーロ(鮫島克駿騎手)
「向正面で苦しくなりました。イグナイターが早めに来て、展開的に厳しくなりました。でもこの馬の競馬はできました。初物尽くしでしたから、いい経験になりました」

5着イグナイター(田中学騎手)
「1コーナーでゴチャつきましたが影響はありませんでした。自信を持って乗りました。向正面からは仕掛けたわけではなく、馬の気持ちにのっていきました。4コーナー辺り迄、持ってくるようなイメージで乗りましたが、苦しいのか外に張る素振りがありました。プラス23キロの影響があったのかもしれません」

(取材:檜川彰人)

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