12月28日(土)に中山競馬場で行われる第41回ホープフルステークス(GI)に出走を予定しているジョバンニ(牡2、栗東・杉山晴紀厩舎)について、杉山晴紀調教師の追い切り後のコメントは以下の通り。
「新馬戦の時からスタートセンスの良い馬だったのですが、前走のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは思いのほか立ち遅れて、イメージよりだいぶ後ろからの競馬になってしまいました。それでも最後はいい脚を使いましたので、どんな競馬でもできると思いました。
前走では、馬装具を工夫して、クロスの鼻革をつけてみたのですが、もしかするとそれが効きすぎてしまったかもしれませんので、今回は普通のものに戻します。もともと二の脚のつきやすい馬ですので、いろいろ原因があったのかと思って、修正することにしました。
前走後は放牧に出さず、ずっと在厩で調整してきました。放牧に出すにはレース間隔の面で中途半端になりそうでしたので、思い切って放牧に出さずに調整しました。
一週前追い切りはCWで、松山騎手が乗って、後ろから追いかける形で行いました。長めからやりましたし、終いは馬なりでしたが、しっかり反応してシャープに動いていましたので、動きはとても良かったと思います。ジョッキーも、とても乗りやすくなっているし、そのぶん終いの反応も良かったと、いいコメントをしてくれましたので、いい追い切りだったのではないかと思います。きょうの最終追い切りは、中山への輸送がありますので、坂路で、あまり時計を出さないようにという指示でしたが、ちょうどいいかなという感じです。
真面目な性格で、あまり暴れたりもしないですし、飼葉も良く食べますし、現状はあまり注文をつけるところが無いです。新馬戦の時から競馬を覚えているかのようなレースをしてくれましたので、センスが良いのではないかと思います。エピファネイア産駒はわりと早めから行けるイメージがあるのですが、この馬も、2歳の今の時期では完成度は高いのではないかと思います。
直線が長いとか短いとか、坂があるとか無いとか、右回りとか左回りとかというのはあまり関係なく、どんなコースでも力を出してくれるようなタイプの馬ではないかと思っています。前に行っても後ろからでも崩れずに頑張って走りますので、今までのレースを見る限り、初めての中山というのもあまり心配する必要は無いように思います。環境の変化にそこまで過敏に反応しないというか、性格的にも平常心を保てるメンタルの強さというのがあるのかもしれません。
松山騎手は、新馬戦を使う前の追い切りに乗って上がってきたら、自分の好きなタイプですと言っていました。人馬の相性は良いのではないでしょうか。最初から気に入っていたようです。
2走前と前走は勝てそうで勝てなくて、歯がゆい競馬が続いてしまっているのですが、この中間も在厩のまま調整して、馬体重も少しずつ増えてきていますし、とても良い状態でレース当日を迎えられそうです。GIレースになりますが、今まで戦ってきた相手を考えればここでも引けは取らないと思います。何とかこの馬にGIのタイトルを獲らせてあげることができるように、厩舎一同、精一杯頑張っていきます。応援よろしくお願いします」
(取材:三浦拓実)

