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1月28日(日)に京都競馬場で行われる第29回シルクロードステークス(GIII)に出走を予定しているルガル(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)について、追い切り後の杉山晴紀調教師のコメントは以下の通り。

「京阪杯の前までゲートの中でガタガタして、スタートが遅くなっていましたので、しっかり目にゲート練習をこなして京阪杯に臨みました。西村淳也騎手はゲートを出すのも上手で、何とか五分ぐらいにスタートを切ってくれて、流れにも乗れましたし、最後もこの馬のいい脚をしっかり見せてくれました。内容はすごく良かったと思います。ただ、相手がちょっと鮮やかすぎたというぐらいでしょうか。

去年の夏の朱鷺ステークスから古馬に交じってレースをしていますが、勝てはしていないものの、差の無い競馬を続けていますし、あとはめぐりあわせというか、重賞もあと一歩ですので、何とか今回で決めたいという思いはあります。

京阪杯の後はチャンピオンヒルズに移動して、立ち上げをしてもらって、三週前に栗東に入厩しました。ローテーションについては、京阪杯の後にオーナーと相談して、わりと早く決まりました。

500キロを超える大型馬ですし、どうしても休み明けよりも二走目というイメージが去年のレースを見ているとありましたので、いつも以上にしっかり負荷をかけるという意味で一週前の追い切りを行いました。道中は若干力むようなところはあったのですが、それでも終いまでしっかり動きましたし、いい追い切りが出来たのではないかと思います。今週の最終追い切りは、休み明けは動き切れないというイメージがありますので、終いだけはスッと伸ばすようにジョッキーには指示しました。うなるような手応えで、スッと放しただけであの時計ですし、レース間隔はあきましたが、今まで以上に初戦から動けるのではないかと思わせるような動きだったと思います。去年の傾向を踏まえて、今回は初戦から動けるように努めたつもりです。

距離は、1200mも1400mもどちらも行けると思うのですが、スピード能力はたぐいまれなるものがあると思いますので、1200mの方がよりスピードが生きるのではないかと、現状は思っています。西村淳也騎手は2回目の騎乗ですし、スタートは上手なジョッキーですので、スタートはそこまで心配していません。この中間、ジョッキーとも相談したのですが、ゲート練習はあえてやらずに行こうかということで、今回ゲート練習はしていません。良馬場でも重馬場でもしっかり走れるタイプの馬ですし、あまり馬場状態のことは気にしていないです。

ハンデについては、予想よりも500グラム重かったというのはあります。能力を見込まれてのものなので、それだけ期待されていると、前向きにとらえています。重賞ですので相手はしっかり揃っていると思います。その中でこの馬も人気を集めるでしょうし、何とか2着続きに終止符を打ちたいと思っています。ここでいい競馬をするようであればさらに上の舞台に、となると思いますので、そういった意味でも結果が求められるレースになってくるのではないかと思います。

芝の短いところを使い出してからスピードにあふれるレースを続けてくれていますが、古馬と一緒に戦うようになって惜しい競馬が続いています。何とかここで重賞タイトルを獲らせてあげることができるように、競馬の日まで精一杯頑張っていきます。応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

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