3月19日(日)中山競馬場で行われる第72回スプリングステークス(GII)に出走を予定しているべラジオオペラ(牡3、栗東・上村洋行厩舎)について追い切り後の上村洋行調教師のコメントは以下の通り。

(2戦使われましたが)まだ正直なところ馬が緩くて、良くなるのはまだ先かなというところはあります。そんな中でもハイレベルな新馬戦を勝ってくれて、その後も東京のセントポーリア賞を勝ってくれました。そういうところからこの馬のポテンシャルを感じます。東京競馬場のレースと輸送を経験してクリアしてくれたことも大きかったと思います。

(中間の調整過程は)レースを終えてすぐにチャンピオンヒルズに放牧に出して、ここに向けて栗東に入厩させて順調に調整ができています。

(1週前追い切りは)オープン馬を相手に併せ馬でした。いい走りをしてくれました。

(最終追い切りは)二週続けてCウッドチップコースでしっかり負荷をかけているので、息を整える程度の調整で馬なりで仕上げていきました。オーバーワークにならないように、負荷をかけられたのではないかと思います。

(2歳時との比較は)筋肉のシルエットもしっかりしてきましたが、まだ薄く感じるところもありますので、これから付くべきところについてくるのだろうと思います。

(中山競馬場は)楽に先行出来る馬ですし折り合い面も問題無い馬です。操作性も良くツーターンでも心配ありません。

(1800mが続きますが)馬にとって無理ないローテーションを組んだら、たまたま1800mというだけでこの後1ハロン延びても問題ありません。

大事に使っていきたい馬です。いつも私達が思っている以上の走りをしてくれます。ここはクラシックを意識して、どんな走りを見せてくれるのか、先に繋がるレースをしてくれるのか、楽しみです。

(取材：檜川彰人)