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19日(日)に中山競馬場で行われるスプリングステークスに出走を予定しているホウオウビスケッツ(牡3歳、美浦・奥村武厩舎)について、追い切り前の奥村武調教師のコメントは以下の通り。

(過去2戦を振り返って)
「デビュー戦は半信半疑でしたが、長く良い脚を使ってくれる馬だと思っていました。ジョッキーは『必ず勝ち上がるけど、いつ嵌るのかは分からない』と話していました。そんな中、デビュー戦から良い形で逃げ切ってくれて、これは面白いなと思いました」

(期待以上に走った印象ですか?)
「6月生まれで、まだ完成度の低い馬だったので、どれくらい走れるのかと思っていましたが、それでデビューから2連勝だったのでビックリするところはありました。ただ、精神的にはまだ他の馬と比べて、成長段階で3、4か月遅れていると思います」

(距離の違う2戦で、結果を残しているのは大きいと思います)
「デビュー戦の後から、馬のタイプを調教で見ていると、1800メートルのダート向きかなと思いましたが、いざ、2戦目に向けて追い切りを始めると、デビュー戦とは桁違いの動きで、馬が良くなっていましたので、オーナーと相談して、この動きなら大きいところへチャレンジしてみたいな、というところで、2000メートルへの挑戦をお願いしました。それに、馬が応えてくれている結果です」

(水曜日の朝、この後の調教メニューは?)
「中3週ですと、通常3、4本速い時計を出すと思いますが、レースを使った後、かなりテンションも上がっていて、6月生まれで、まだ精神的にも余裕が無い馬ですから、あまり追い込みたくないというところで、今回は2本で、競馬に向かいたいと思っています。今週は単走で、前にも後ろにも馬を置かずに刺激をしないで、息だけ整えるという調整にしようと思っています」

(今回は先行馬が揃いますが)
「自分のリズムだと思います。ハナだとか、後ろからだとかではなく、ジョッキーと馬の会話というか、そこが一番大事だと思っています」

(2戦2勝、期待も膨らむと思いますが)
「ホントに遅生まれで、この状況でこのトライアルに臨めるというのは、正直驚いています。なので、先々の伸びしろを考えても楽しみだなと思います」

(取材:木和田篤)

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