お知らせ:

競馬実況web

3月11日(土)に中山競馬場で行われる第41回中山牝馬ステークス(GIII)に出走を予定しているアートハウス(牝4、栗東・中内田充正厩舎)について、追い切り後の中内田充正調教師のコメントは以下の通り。

「前走の愛知杯は、道中のリズムがすごく良くて、終いもしっかり伸びてくれていましたし、重馬場でも走ってくれたのが収穫でした。

前走後は、一旦チャンピオンヒルズで心身のリフレッシュを図って、元気そうでしたので、およそ1か月前に栗東に戻しました。特にテンションも上がっていませんでしたので、順調に、ここまでいい雰囲気のままで来られています。

1週前は、ジョッキーに、感触をつかんでもらうために跨ってもらいました。元気のいいアートハウスという感触をつかんでもらっています。今週は、先週しっかりやれていましたので、オーバーワークにならないようにだけ注意して、終いを伸ばすイメージでやりました。すごく落ち着いていましたし、かつ終いの脚もしっかりしていましたので、非常に良かったです。状態に関しては引き続きいい感じで行けると思います。

4歳の春になって、心身ともに、ひとつ成長してくれたかという雰囲気があります。やはり精神的に一番成長してくれたでしょうか。落ち着いて走ってくれていますし、前回は、競馬に行ってもその通りの走りが出来ましたので、今回も、そのまま、成長した姿を見られればというところです。

牝馬限定のレースが限られている中で、前走後、そこまで疲労が無く、順調に来ましたので、このレースを選択しました。初めての1800mについては、前向きな馬なので、何とかこなしてほしいなというところです。中山コースも課題の一つになってくるのではないでしょうか。初めてのコースですし、久しぶりの関東圏への輸送にもなりますので、課題はたくさんあると思っています。

57キロのハンデは非常に見込まれたと思っています。今年から全体的に1キロ増という設定ですが、それにしても、他の馬と比べても、見込まれたとは思っています。終いが一番しんどくなるかと思いますし、軽量の方が終いの脚色は衰えないと思います。そのあたりが今回の課題のひとつではあるかと思っています。特に、牝馬なので、堪えるとは思うのですが、馬自身に頑張ってもらいたいと思っています。

この馬のいいところを生かすには前々で競馬をするのが一番理想だと思っていますが、今回、初めて1800mになり、流れが今まで経験した競馬とは違うと思いますので、そのあたりも含めて、枠順が出てからジョッキーと相談したいと思っています。

春は、(牝馬の)大きいところは1600mしかないので、そのあたりを今後どうしようかというところです。大阪杯は、このレースを使うと、間隔的には厳しいかなと思っています。

母馬から管理をさせていただいて、初仔で、これだけすばらしい仔を出してくれていますし、この下(パールロード)も未勝利をしっかり勝ってくれましたので、走る血統だと思います。まずはアートハウスで、引き続きいい走りを皆様に見てもらって、応援してもらえればと思っています」

(取材:三浦拓実)

お知らせ

お知らせ一覧