香港から帰国後、1週間の競馬学校滞在を経て、以後は東京競馬場で今週末の安田記念に向け調整を続けている王者モーリス。今朝、東京競馬場の芝コースで、単走で追い切りを行った。追い切り後の、渡辺調教助手のコメントは以下の通り。
「前走のチャンピオンズマイルに関しては、ノーザンファームしがらきから良い状態で戻ったので、調整もしやすかったです。休み明けでしたが、現地に行ったスタッフから、いつもくらいの状態にはあったと聞いています。ゲートもスムーズに出て、いいポジションにつけ、不利無く抜け出してくれて、安心して見ていました。
その後は、移動も続きましたし、初めての環境で、馬にストレスがかかり、毛艶が落ちたりもしましたので、馬の様子を見る事に、一番気を遣いました。落ち着きの無い中で、強い調教をやると、余計に疲れがたまってしまうので、難しいところです。
体調が戻るのに時間がかかりましたから、速い時計を出すのが遅れました。レースに合わせ、先週金曜日の1週前追い切りは、しっかり負荷をかけなければならない分、息遣いが悪かったのですが、ポテンシャルの高い馬ですから、それを乗り越え、状態は良化してきています。
今朝の追い切りも、芝コースでやりました。息遣いも良くなり、状態は上向いているかと思います。ただ、もう1週あれば、一番良い状態になったかなという感じです。それでも能力は出せる状態だと思います。
去年の安田記念の時は、ゲートの課題があったので、出して先行していきましたが、ゲートの課題はほとんど無くなっています。ポジショニングに関しては、枠順が決まってから、ジョッキーと調教師が相談する事になると思います。最近、右回りで結果が出ていますし、左手前で多く走る馬なので、それを考えると、右回りの方が得意なのかなと感じます。
海外のG1を勝った馬もいますし、変わらずメンバーは強いと思いますので、気を引き締めていきたいと思います。連勝していますし、注目度も高いと思いますから、力を出せるよう、頑張りたいと思います」
(取材:中野雷太)

