3日(水)、船橋競馬場(晴、重)では第60回デイリー盃クイーン賞(JpnIII、1800m、14頭立て)が行われ、圧倒的1番人気に推されたトロワボヌール(JRA)が重賞初制覇を飾った。
レースは3番人気のブルーチッパー(JRA)が逃げ、2番人気のカチューシャ(JRA)、エミーズパラダイス(船橋)、4番人気のアクティビューティ(JRA)、シラヤマヒメ(大井)が好位を追走、1番人気のトロワボヌールは中団につける展開となった。
4コーナーを前にして、ブルーチッパー、カチューシャ、アクティビューティが形成する先行集団の直後に、トロワボヌールが接近。直線では、外に持ち出したトロワボヌールが抜け出し、食い下がるアクティビューティに1馬身1/2差をつけてゴール。タイムは1分53秒0だった。
3着にはブルーチッパーが入り、地方勢では後方4番手からレースを進めたタッチデュール(笠松)がメンバー最速の上がりタイム38秒6をマークして4着、このレースが161戦目のトウホクビジン(笠松)が大外から差を詰め5着に健闘した。2番人気だったカチューシャは6着に敗れた。
トロワボヌールは父バゴ、母チューニー(母父サンデーサイレンス)の牝馬4歳、毛色は鹿毛。JRA美浦・畠山吉宏厩舎所属。デビューから芝のレースを走ってきたが、今年に入りダートへ路線を変更。2月の初戦を含め、10月までにダートで計4勝を挙げてオープン入り。前走のJBCレディスクラシック(JpnI、盛岡)で交流重賞に初挑戦、サンビスタの2着に敗れた。通算17戦6勝(中央15戦5勝)、重賞は芝・ダート合わせて4度目の挑戦で初制覇。
・レース後のコメント
1着 トロワボヌール(戸崎圭太騎手)
「昨日、調教で乗りましたが、大人しく、「言うことなし」という感じで、自信を持ってレースに臨めました。予定通り、逃げる馬を見ながらレースを進めて、道中の我慢もでき、しっかりと走ってくれました。センスの高い馬で、これからもいいパフォーマンスを見せてくれると思います」
(畠山吉宏調教師)
「前走の後、一度美浦に戻り、山元トレセンに放牧へ出しましたが、状態はいい意味で平行線でした。戸崎騎手は、船橋は乗り慣れていて、前を射程圏に入れながら、うまくレースを運んでくれました。やはり仕掛けのタイミングなどを熟知しています。(馬自身は)小回りコースに慣れてきたので、まだまだ伸びしろはあると思っています。次は、年明けのTCK女王盃(大井)の予定です」
2着 アクティビューティ(内田博幸騎手)
「切れる馬ではないので早めにいきました。しかし、勝ち馬にぴったりと後ろにつけられてしまいました。よくがんばっていると思いますが、相手が強かったです」
3着 ブルーチッパー(幸英明騎手)
「前走の時よりも状態が良く、マイペースで行かせてもらえて、自分の競馬はできました。ただ、交わされた時には、抵抗できませんでした。徐々にこのクラスに慣れてくると思います」
6着 カチューシャ(岩田康誠騎手)
「道中は楽に2番手につけられましたが、最後は脚が上がりました。楽な競馬をさせたつもりでしたし、牝馬限定のレースで、なんとかまとめてくれるのでは、と思っていましたが、ゴール前でピタッと止まってしまいました」
(取材:小林雅巳)

