10月18日(日)に京都競馬場で行われる第31回秋華賞(GI)に登録しているドリームコア(牝3・美浦・田中博康厩舎)について、追い切り後の田中博康調教師のコメントは以下の通り。
(前走を振り返って)
「重たい馬場で、一番は転厩して来て初めての競馬になりましたし、手探りの状況からのスタートでした。仕上がり面でも正直、前哨戦という位置付けでもありましたし、しっかり仕上がったなという状態ではなくまず送り出しました。馬格もありますし、正直、走りの感じからも重たい馬場が向くなという感触はありませんでした。そういったところでしっかり先行しましたし、折り合いはこちらとしてはまずまずついたのかなと思いましたが、レース後ジョッキーは少し課題として取り上げていました。もちろん課題としては感じてはいますが、まずまずの折り合いの中から、一回は直線伸びかけたところまでは来られたので、純粋に脚が上がって、ガス欠をしっかりしたなというところでした。そこが確認できたというか、右回りの一周する競馬も初めてでしたし、やはり管理している感じとしては左右の差というのは、どうしてもあるのかなと思っていましたが、そういったところでも概ね走れたかなという印象でした。前哨戦としては、そんなに悲観する内容ではなかったかなと思って終えました」
(右回りとの相性は)
「結果としても左回りの方が出ていますが、乗っている感触としても、右回りというのは少しバランスが取りづらいところは正直あります。それでも、しっかり走れていたかなという印象でしたし、道悪が得意ではないところでも大きくは負けずに来られています。おそらく重馬場にはならないでしょうし、今度は平坦にもなりますし、予行演習も出来たので、何とかこなしてくれるのではないかと思います」
(京都内回り2000mへの適性は)
「中山でもしっかり走れていますし、今度は平坦に変わって、流れもまた変わるでしょうし、右回りを走るにあたっては良い条件なのかなと思います。この間の競馬を見るとしっかりパフォーマンスは出せる競馬場なのかなと思います」
(中間の様子は)
「レース後しっかりというか、多少疲れた感じはありましたが、ノーザンファーム天栄の方でしっかりケアをしていただきました。前回は休養明けでしたし、今回はレース間隔も詰まっているというところで、帰厩時の感触としては紫苑ステークスの帰厩時と比べて大きく良くなっているなという印象でした」
(一週前追い切りの評価は)
「想像していた動きではありませんでした。もう少し軽く動けないといけないかなと思っていました。ただ、入厩時の状態が良かったので、過信したわけではないのですが、少し調整が遅れてしまったなというところもありました。反省はあるのですが、そこから時間もありましたし、一週前追い切りを終えての今というのは、上積みというか、高められたかなと思っています」
(今朝の追い切りのテーマは)
「今回輸送も挟みますし、大きな馬で、この間競馬場に連れて行った感触としては、長距離輸送をしても京都ですから、長距離輸送の中でもまずまず耐えられるかなというのはあります。だいぶ先週末までに高められました。もちろんぬるくしたつもりはありませんが、しっかり抱えたところで、まず走りたい気持ちを折り合い面も含めて、溜めるといった作業が難しい子で、そちらの確認をしました。解放せずに、競馬に行って促した時に反応が出るなというイメージを最後まで持てて終えられたら良いなと思い行いました。概ねやりたい意図した内容にはなりました。強いて言えば息遣いの重さというのが少し取りきれなかったというか、心肺機能がとても高い子だと思うのですが、そこの息の入りが少し重かったかなと思います。これで一つ変わってくれたらなと思っています。紫苑ステークスの時も息がスッキリしたことはなかったので、悪い変化になってはいないのかなと思います」
(溜めるという点は)
「概ね達成出来ているのかなと思いますが、今回に関しては少し乗り方も工夫しました。前回は少し馬の走りたいところで様子を見るところがありましたが、今回は一歩踏み込んで、溜めに繋がる走りが出来ないかなと乗り方自体は変えています。今日は左回りの競馬でしたが、月曜日に右回りの追い切りもしまして、そのときの走りのバランスがとても良かったので、少しでも溜めが効くように、消耗がないようにというところは、一歩進んだかなと思っています」
(今朝を終えて状態は)
「今朝の動きは、先週の一週間前追い切りを経て、しっかり高まっているかなというのを確認できたので、まずは良かったなと思っています。あとは輸送もありますし、現地でも乗る予定ではいますが、落ち着いて走れる状態に持っていけたらなと思っています」
(ストロングポイントは)
「体力がある子だと思っています。どちらかと言うと持続出来て、それはオークスを見ても本当に思いました。あの格好でゴールまで伸び続けるというか、しぶとい子だなと思っていました。実際に管理させていただいてからもそこの印象は変わらず、とにかく体力が牝馬とは思えない牡馬のようで、それは見た目もですが、素質が高いなと思っています」
(ポイントとなる点は)
「折り合いはもちろんカギにはなると思いますが、紫苑ステークスとは馬場も違うでしょうし、メンバーもペースも違うと思います。もちろんそこは頭に入れていますが、それはジョッキーも気にしている部分ではあると思います。上手に追走出来て、しっかりしたバランスで右回りの3、4コーナーを回れて直線に向ければ最後までしっかり脚は使えると思います。前回も共有していますが、そこはしっかりジョッキーに共有します。前回よりもベースは間違いなく上がって送り出せると思います」
(萩原清調教師から思いを受け継いでの秋華賞ですね)
「とても長いお付き合いの中で、私が調教師になるにあたっても、とても力になってくれた方です。調教師になった後も長きに渡って仕事だけではなく、お付き合いをさせていただいていた方です。どの馬も一生懸命やりますが『萩原先生が見られている』という気持ちでいます。まずは考えた中で一生懸命仕事に取り組んで送り出すというのが一つです。もちろんここで結果を出せたら良いなとは思いますが、これからもドリームコアのレースは続きますので、萩原先生、萩原厩舎のようにしっかりした仕事をして送り出したいです」
(意気込みを)
「期待の高い子であることは承知しています。こういった良い馬を引き継ぐ形になり、萩原先生の思いもありますし、ファンの方々に良いレースをお見せできたらなと思っていますので、応援よろしくお願いいたします」
(取材:藤原菜々花)


