8日、大井競馬場(晴 良)で行われたダートグレード競走、第60回東京盃(JpnII 1200m)は、笹川翼騎手が騎乗した地元大井の4番人気ゼーロスが接戦を制して勝利。逃げた去年のこのレースの勝ち馬ヤマニンチェルキをゴール寸前でハナ差とらえた。勝ちタイムは1分11秒0だった。
6番人気ヤマニンチェルキ(JRA)が2着、さらに4分の3馬身差の3着は8番人気トウカイマシェリ(JRA)。2番人気エコロレーヴ(JRA)が4着。1番人気サトノボヤージュ(JRA)は6着だった。
ゼーロスは父ダノンレジェンド、母サトノニーケ(母の父マンハッタンカフェ)、3歳牡馬。大井・荒山勝徳調教師の管理馬。通算成績は9戦5勝、重賞は3勝目で、ダートグレード競走はこれが初制覇となった。
レース後の関係者のコメント
1着 ゼーロス(笹川翼騎手)
「率直に、馬と厩舎の方々、調教師、オーナーに感謝の気持ちでいっぱいです。1200m戦で速い馬も揃っていましたし、スタートダッシュだけつけたいというところで、促していきましたが、よく応えてくれて、速い流れでしたがしっかりついて行ってくれました。ペースが流れているように感じたので、追っての反応は前回ほどではありませんでしたが、最後は底力というか、外に馬が見えたらまたひと踏ん張りしてくれて、最後まで一生懸命頑張ってくれました。この中間に跨った時から成長を感じていましたし、今日も跨って、体重はさほど変わっていませんがサイズ感が大きくなったのを感じました。何よりレースに慣れてきて乗りやすくなってきたのが一番ですが、注意しなければいけないところがまだ何点かあるので、そこはこれからも気をつけていきたいと思います」
(荒山勝徳調教師)
「笹川騎手とも当初は、外2-3番手でスムーズな競馬をということでした。ただ、古馬のスタートが速い馬などもいて、思った通りの競馬は出来ませんでしたので、3コーナーくらいで怪しいかなと思っていましたが、その辺りを笹川騎手が上手くエスコートして、なんとか我慢させて4コーナーまでもたせてくれました。さすがに道中少しきつかた分、直線も切れが鈍っているなとは思って見ていましたが、最後の最後で外から馬が来てくれたら、もうひと伸びしてくれました。ゴール板のところでは『どっちだ』と思いましたが、スローで見ると『良かった』とホッとしている気持ちです。
今回は、前走後予定通り放牧に出しまして、1ヶ月くらい前に帰厩しました。今回は古馬との交流戦だったので、少しトレーニングもハードにしました。それにしっかり応えてくれて、体重的にはマイナス5キロでしたが、太くもなく細くもなくという感じで良い状態で臨めた結果だと思います。次は、JBCになるのかなという気はしています」
2着 ヤマニンチェルキ(御神本訓史騎手)
「初ブリンカーでしたし、スタートが良かったので無理に下げても...と思いました。追うより追われた方がいいかなとも思いました」
3着 トウカイマシェリ(鮫島克駿騎手)
「調教の段階でゲートは怪しく、立ち方などではなくメンタル的にゲートを出ていくのを恐れている感じでした。調教では解消せず、想定内ではあったので、切り替えて道中の運びでリカバリーして、最後まで脚を使ってくれました。ゲートは明確な課題として残ったので、改善していきたいです」
4着 エコロレーヴ(川田将雅騎手)
「この馬なりによく我慢して走ってくれました」
5着 ティントレット(石川倭騎手)
「好走時のパターンのポジションは取れずという形でしたが、それでも最後は詰め寄ってくれました。頑張って走ってはいるのですが、良い時のポジションを取れなかったというのが敗因かなと感じています。並び一つで、また着順は変わったかなと思います」
6着 サトノボヤージュ(戸崎圭太騎手)
「ゲートも出て、2列目というプラン通りに行けたのですが、3-4コーナーで促さないといけなくなり、怯むところもありました。直線はハミをなかなか取れなかったです。直線は今までで一番、気持ちよく走れていませんでした」
(取材:小塚歩、藤原菜々花)


