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10月7日(水)、大井競馬場(曇・良)で、ダート3歳三冠の最終戦、第28回ジャパンダートクラシック(JpnI、ダート2000m、出走16頭)が行われ、JRAのシルバーレシオが、序盤は後ろから3頭目ぐらいに待機し、3、4コーナーで徐々に進出。直線では馬群の外から追い込んで、前を捉え切った。勝ちタイムは2分04秒0。

最後の直線で早めに抜け出したワンダーディーン(JRA)が粘って2着。追い上げたチェリヴェント(JRA)が3着に入った。

3歳ダート三冠がかかったフィンガーはイッテラッシャイとの先行争いを制して逃げたが、直線早々に失速してしまい9着。三冠はならなかった。

勝ったシルバーレシオは父ルヴァンスレーヴ、母シルバーポジー(母の父クロフネ)の3歳牡馬。JRA栗東・野中賢二調教師の管理馬。鞍上はJRAの横山武史騎手。JRA・地方を通算した成績は9戦4勝。重賞は今年のユニコーンステークスに続き、2勝目となった。

レース後の関係者コメント
1着シルバーレシオ 横山武史騎手
今回は岩田望来騎手の代打として騎乗依頼をいただきましたが、本当に嬉しかったですし、そうした役目を任されたからには何が何でも結果を出したいと思っていましたので、勝ててすごくホッとしています。
(パドックからの馬の状態は)初めてだったので比較はできないですが、調教の時よりもダートでの走りの感じは良かったので、実戦に行ってもいいタイプなのではないかなとゲート裏では思っていました。調教でコンタクトを取った時から、前半であまり急かすと良くないタイプだなというイメージを持っていたので、岩田望来騎手からも馬の癖などを聞いて、前半のリズムを大事にしました。向正面では前から離れていたので結構心配でしたが、3、4コーナーでの反応が想像以上に良くて、直線を向いた時には前をしっかり捉えてくれるのではないかと期待して追い出しました。
野中調教師のおっしゃる通りですが、まだ緩くて成長途上の中でもこれだけ走れる子ですから、なかなかのポテンシャルを秘めているのかなと感じますし、もっともっと良くなりそうな余地がありそうなので、今後はより楽しみです。今回は代打でしたが、結果を出して、この馬を応援して下さっている関係者やファンの方々の期待に応えることができて良かったです。まだ成長途上で、もっと良くなる馬だと思うので、これからも応援していただけたらと思います。どうもありがとうございました。

野中賢二調教師
東京ダービーで差し届かず2着というところで、なかなか噛み合わせも悪かったこともあり、悔しい思いをしていました。それを糧に、夏は牧場のスタッフなどみんながその差を埋めるために本当に一生懸命やってきたことが結果に出たのは嬉しく思っています。
相変わらずスタートの後は進みが悪くて、もう一列前ぐらいで行ければいいと横山武史騎手とは話していたのですが、やはり後ろから3頭目の位置で、やはりここかという感じでした。今日は前の展開が厳しくなっているのも見えていましたし、道中も苦しい感じの追走ではなかったですし、余裕も感じられる追走でしたし、直線では脚を使えるかなというイメージでは見ていました。(前を)交わす時は勢いが良く、速かったのですが、2着馬も結構渋太く粘っていたので、これぐらいのレースになるとみんな最後は一杯というか、力を出し切っているので、(見ていて)最後まで力が入りました。前回、大井に初めて来た時は、馬房や装鞍所、パドックや馬場入り、すべてですごくテンションが高くて、落ち着きがない、この馬らしくないところを見せていましたので、心配していました。今回は馬房から見に行きましたが、かなり落ち着いていましたし、装鞍所やパドックで逆に落ち着きすぎていて心配になるぐらいでした。しかし、もともとこの馬は度胸があったので、前回に比べて落ち着いているのはすごくいいなと思って見ていました。(気合が入ったのは)ジョッキーが乗ってからですね。そこから少しずつ馬の雰囲気が変わってきて、馬場入りも高ぶりすぎず、いい感じの闘争心を出していました。返し馬も落ち着いてできていたので、レース前は安心して見ていられました。
まだレースが終わったばかりなので何とも言えないところもありますし、オーナーサイドとも相談したいですが、権利が獲れたので、選択肢の一つとしては(JBCクラシックに)行ってもいいのかなと思います。ただ、まだ成長過程にある馬で、間隔を詰めて使うのもいろいろと考えるところがあるので、レース後の状態をしっかり確認して、それからオーナーサイドと相談したいです。
三冠の最後を、スタッフのみんな、関係者一同で一生懸命やってきたことが今日こういう形で達成できたことは本当に嬉しく思います。この勝利でまた選択肢が増えますし、もっと成長する馬だと思っていますので、馬の成長を待って、一戦一戦を大事に、上を目指していきたいと思います。また応援よろしくお願いします。

2着ワンダーディーン 松山弘平騎手
久々の分、ゲート裏で入れ込む面がありました。少し気負っていた分、スタートで躓いてしまいました。レースではすごく素直で乗りやすかったです。その中で手応えが良かったですし、しっかり回ってきてくれました。しかし、最後は苦しくなってしまいました。このメンバーを相手に、よく力を発揮してくれたと思います。

3着チェリヴェント 吉村誠之助騎手
1コーナーの入りが速かったので、前を深追いしませんでした。有力馬がそのあたりにいたので、思った通りの展開で、理想の形で1コーナーに入りました。向正面から3コーナーにかけては雰囲気が良かったですが、若干緩さが残っている分、4コーナーでは(スピードに)乗っていけない手応えになってしまいました。それでも、直線では、スタミナが必要な馬場で、3着に踏ん張りました。展開を加味すると強い競馬だったと思います。

4着サンラザール 矢野貴之騎手
中間はハミを替えるなどスタッフが努力してくれたおかげで、今日は普通のハミでもムキにならず走れていました。課題だった道中の折り合いがスムーズで、その分しっかり走れました。内容は素晴らしく、完成されてきた感じです。

5着パイロマンサー クリストフ・ルメール騎手
3番手でスムーズなレースができました。しかし、3コーナーから手応えが緩くなってしまい、ずっと同じペースになっていました。2000mは少し長いかもしれません。外枠の方がいいと思います。

9着フィンガー 坂井瑠星騎手
何が何でもハナに行くということで、この馬の競馬はできました。ただ、4コーナーで手応えが一杯になってしまいました。 

16着イッテラッシャイ 戸崎圭太騎手
雰囲気は良かったです。以前は操縦性に難しいところがありましたが、前回から良くなっていました。(行こうか)迷いましたが、ペースが速くなったのでしょうか。とはいえ、向正面から苦しそうでした。プラス10キロがどんな感じかなと思いましたが、息が苦しそうなところがありました。前半で行き過ぎているところもあります。

(取材:米田元気、甲岡昇大)

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