9月13日(日)に中山競馬場で行われる第80回セントライト記念(GII)に出走を予定しているバステール(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)について、追い切り後の斉藤崇史調教師のコメントは以下の通り。
「皐月賞からダービーにかけて、馬の雰囲気が少し良くなったというところがあり、ダービーに向かう前の栗東にいる感じでは、いい状態で行けると思っていました。案の定、スタートはあまり速くなかったですし、スローペースという中で、ジョッキーがとてもいい判断をしてくれて、途中で動いてくれたからこその3着ではあったかなと思います。ただ、勝つという点ではまだ足りないという部分もありましたし、この夏でどれだけ追いつけるかという印象で春は終えたというところです。
もともと小さい馬でしたので、まさかここまで大きくなるとも思っていませんでした。それだけ成長力があるのかなとも思いますし、競馬を使いながら少しずつ体重が増えてきたというのはいいことだったのではと思います。夏を越して、一回り大きくなって、見た感じでも成長したのがわかるように思いますし、しっかり成長してきたことで、だいぶ後ろと前のバランスが良くなりました。春先は口向きの難しいところがありましたが、だいぶ解消されつつあるのではないかと思っています。
スピードもしっかり持っていますし、スタミナもあります。春先は口向きの難しさでレースが大雑把な感じになるようなところがありましたが、今のこの状態でどのようにできるのかが楽しみだと思っています。
一週前の追い切りは、川田騎手が騎乗して、CWで3頭併せで後ろから行きました。ジョッキーは、バランス自体は春より良くなっていると言ってくれましたので、そのあたりは良かったのですが、動きとしてはもうひとつ欲しかったという印象があります。先週を踏まえて、今週は亀田騎手に乗ってもらい、また3頭併せで、後ろから行きました。雨が続いてだいぶ馬場が悪かったので、もう少しやらないと動けない感じでしたが、やるとやりすぎてしまうところもあり、少し中途半端な追い切りになってしまったという気がしています。
息遣いに関しては合格点です。ただ、動きに関しては、もうひとつふたつ上がってきそうな感じがあるというか、むしろ上がって来ないと、ダービーの時に比べると物足りなさがありますので、前哨戦と思えばまだいいのかなという気持ちもありますが、それにしてももうひとつふたつは欲しかったという気はします。
春は、皐月賞の惨敗から、ダービーはうまく巻き返してくれたのですが、まだまだ良くなるかなという馬ですし、夏を越して成長してくれた部分もありますので、今はどういう競馬ができるのかというのを見るのが楽しみなレースだと思っています。まだ状態面は物足りない部分はありますが、この状態で競馬ができれば次も楽しみになるというところもありますし、夏を越して成長した姿をお見せできたらと思っていますので、ぜひ応援よろしくお願いします」
(取材:三浦拓実)


