8月30日(日)に新潟競馬場で行われる第62回新潟記念(GIII)に出走予定のステレンボッシュ(牝5、美浦・宮田敬介厩舎)について、26日の宮田敬介調教師のコメントは以下の通り。
「前々走のエプソムカップがすごくいい競馬をしてくれましたし、(前走の安田記念は)いい状態をキープできていたので、マイルのGIにトライさせてもらいました。しっかり勝ちに行く競馬をしてくれた分、前半からちょっと気負いが目立っていましたし、やはり、そうなると最後まで走り切れなかったかなと思いました。
秋に向けて、始動戦はどこにしようかなと考えた時に、レース間隔も踏まえて、今回、新潟記念ということになりましたが、とりあえずは大きな疲れも見せずに、この中間も調整できています。多少休ませたところもあったので、(帰厩時は)体つきに少し緩さもありましたし、それを踏まえて調整しているという感じです。
(1週前追い切りは)一緒に新潟記念に出走するゾロアストロと、ある程度、1週前ということで、しっかり刺激を与えるようなハードな追い切りをやりたかったのですが、予定通りにできましたし、うちの厩舎に来てからでは初めての併せ馬、上手にこなしてくれたんじゃないかなと思います。
1週前にウッドチップコースで、週末にも5ハロン70秒、3ハロン40秒を切るぐらいのところで乗れていますし、今週は、ウッドチップが新しく変わって走りにくさも感じていたので、疲れを残さない程度に、やりたいことを少し確認する感じで、ポリトラックコースでやらせていただきました。
前回はマイルへ行ったのですが、本来はやはり中距離路線で活躍できる馬だと思っていますし、こういった向正面が長く、最後の直線も長いコースであっても、前半で急かさなければ、おそらくリズム良く運んでくれるのではないかなと思っていますので、十分力を出す舞台かなと思います。
去年は師匠(国枝栄・元調教師)が管理していたので、(夏に札幌記念を選んだ)経緯はちょっと分からないところもあるのですが、個人的には、この子に関しては、おそらく小回りの洋芝の2000mへ行くよりは、広い新潟の2000mの方が合うのではないかなというイメージもあります。
エプソムカップが1800mで、1800mから2200mぐらいまでは持ってくれる馬ではないかなと思いますし、やはり、どの距離を使うにしても急かせたくないという思いもあるので、そういった意味では、ちょっと流れが忙しくなるマイルよりは、これぐらいの中距離のレースというのが一番合ってるのではないかなと思います。
この中間は、併せも取り入れたり、いろいろと経験させながらではあるのですが、当然、5歳の牝馬で、体力面に関してはもうしっかりできているところもあるので、まずは体調面を整えて、しっかりレースに迎えるように、というところを意識してやっています。
飼い葉食いだったり、肌つや、あとは顔つきを見ていても、そこまで(暑さに)堪えた様子も見せませんし、今のところ、問題なく来られていると思います。
エプソムカップはいい競馬をしてくれて嬉しい反面、完全復活ができなくて悔しさもあったので、まずは一つタイトルを獲らせてあげて、今年の秋、またもう一つ、さらに大きなタイトルを取れるよう、頑張ってほしいなと思います」
(取材:山本直)


