7月19日(日)に小倉競馬場で行われる第62回小倉記念(GIII)に出走を予定しているウエストナウ(牡5、栗東・寺島良厩舎)について、追い切り後の寺島良調教師のコメントは以下の通り。
「前走のメトロポリタンステークスは、二走続けて高杉騎手に乗ってもらい、だいぶ馬の特質もとらえてくれていたのか、とてもいい雰囲気で4コーナーまで行けました。そこから競り合いに持ち込んで長く脚を使えたという感じで、いい勝ち方だったのではないかと思います。
佐々木晶三調教師の引退に伴って転厩してきた馬で、今までのレースを見る限りは気難しいところがあるのかと思ったのですが、自分のリズムで走らせた方が最後までしっかり走れるように思いました。あまり先入観を持ちすぎず、転厩初戦から馬具もいったんやめて、自然な形で、大きなコースで自分のリズムで走らせたらどうなるだろうという感じでやってみました。それがうまくはまってくれたようです。調教に関しては難しいところもありませんでしたので、手がかからず来ています。
距離が長い方が自分のリズムで走れますので、ここ2戦は長めの距離を選択しました。この先は重賞戦線を使っていきたいという中で、小倉の最終週であれば少し上がりもかかってパワーのいる馬場になると思いますし、馬群もある程度割れるような感じになると思いますので、このレースに狙いを定めました。
前走後は放牧に出して、牧場でも順調に乗ってもらい、三週前に栗東に戻しました。一週前の追い切りは、しっかりと負荷をかけようということで、後ろから、外を回して、最後はしっかり1ハロン追ってもらいましたが、動きも良かったですし、時計も予定通りでしたので、良かったと思います。今週は、輸送もありますので、それほど無理せず、調教助手が騎乗して、併せ馬の相手は今村騎手が乗った新馬でしたが、ピタッと併せる感じで、余裕残しで行って、予定通り、時計や動きを含めて良かったと思います。タイムはやればもっと出ると思いますし、今週に限って言えば余力残しでこの時計が出たのは良かったと思います。暑くなってきていますが、とてもいい状態で、前走も悪くはなかったですし、今回も同じぐらいの状態で行けるのではないかと思います。
レース運びは、枠やまわりの出方を見ながらになりますが、とにかく自分のリズムは崩さないようにというところをジョッキーとも話して決めていきたいと思います。ハンデは許容範囲というか、こちらの予想通りで、まわりとの兼ね合いはありますが、この馬にはちょうどいいのではないかと思います。
小倉の馬場は、先週の様子だと上がりが結構かかっているイメージで、内も外も伸びている感じですし、直線で馬群が広がるのはこの馬には絶対にいいと思っています。ここ二走、速い上がりで走れているのは意外で、上がりがかかって体力勝負になったほうがいい馬なのではないかと思っていましたので、今回がどういう感じになるかというところです。
京都の内回りの2000mで勝っていますし、コース形態はこなせる範囲だと思っています。重賞戦線でどこまでやっていけるかという意味では、今回のメンバーぐらいでまずしっかり走ってもらわないと、というところですので、期待はしています。
オーナーと、佐々木晶三元調教師の理解があって転厩してきたのですが、ここ二走はうまくはまってくれて、いい競馬ができています。今後、この秋、もっと大きなところに行ける馬だと思っています。今回まず頑張ってもらって、サマー2000シリーズも含めて、もっと大きなところを獲れるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします」
(取材:三浦拓実)


