10日(水)、重馬場の大井競馬場で行われた3歳ダート三冠の第二関門、第72回東京ダービー(JpnI・ダート2000m 出走16頭)は、外から主張して先手を奪った2番人気のフィンガー(JRA)がそのまま逃げ切り、羽田盃に続いての二冠を達成した。勝ちタイムは2分04秒4。
ユニコーンステークスを勝って臨んだ1番人気のシルバーレシオ(JRA)は中団から追い込んだものの1馬身1/4差で2着、さらに3馬身差で4番人気リアライズグリント(JRA)が3着、4着には2番手を進んだ3番人気ロックターミガン(JRA)が入り、4頭出走したJRA勢が4着までを占めた。地方馬は兵庫優駿を勝って参戦したゴッドフェンサー(兵庫)の5着が最先着、南関東勢ではサンラザール(大井)の6着が最高だった。
勝ったフィンガーは父Gun Runner、母エスティロタレントーソ(母の父Maclean's Music)という血統の3歳牡馬で、北海道新ひだか町・高橋ファームの生産馬。JRA美浦・田中博康調教師の管理馬で通算成績は8戦4勝、重賞は3勝目。騎乗した戸崎圭太騎手は大井所属時にアンパサンド、ドリームスカイ、マカニビスティー、クラーベセクレタで東京ダービーを制しており、15年ぶり5回目の東京ダービー制覇となった。
<レース後の関係者コメント>
1着 フィンガー(戸崎圭太騎手)
「先生とも話をして、この馬の良さを引き出すにはタフな競馬がいいなと思っていたので、強気に行こうと思っていました。馬を信じて、この馬のリズムでということを考えて乗りました。(ペースは)前半出している分、落ち着いてはいないだろうなと思いましたが、それも予定通りで、この馬のタフさを生かすレースはできたのかなと思います。前走もそうでしたが、早々手応えは悪くなるけれどそこからが渋太い、というのがこの馬の持ち味だと思っています。これだけ結果を出しているので、今後も大きなところを目指して、三冠もあると思います。
本日は応援ありがとうございます。地元というか、僕の出身である大井競馬場でまた東京ダービーを勝つことが出来て、とても感慨深く思っています。二冠を達成しましたし、今後のさらなる活躍を楽しみにしていただければと思います」
2着 シルバーレシオ(岩田望来騎手)
「前半は位置が取れる馬ではないですからね。最後は手前を替えていませんでした。勝てなかったのは残念ですが、秋以降に期待したいです」
4着 ロックターミガン(西村淳也騎手)
「スタートは良かったのですが、勝ち馬に主張されました。ついて行きましたが、最後は苦しくなってしまいました」
5着 ゴッドフェンサー(吉村智洋騎手)
「よく頑張りました。自分が思っていた以上に評価できる内容ではないかと思います。(道中は)少し遅れ気味になりますが、少し促すとそれなりについてきてくれます。最後は交わせないか、というくらい辛抱する相手を交わしてくれましたし、初めてのこれだけ長い直線で、しっかり伸びてくれました。しっかり仕上げてくれていました。この経験が生きると思いますし、東京ダービーに来てよかったです。挑戦しないと、結果は出ないですからね。実になったと思います」
(取材:山本直)
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