14日(日)に阪神競馬場で行われる第67回宝塚記念(GI)に出走予定のミクニインスパイア(牡4歳、美浦・林徹厩舎)について、追い切り後共同会見での林徹調教師のコメントは以下の通り。
「前回(日経賞)は初めての重賞挑戦だったので、どんな競馬をしてくれるか楽しみでもあり、挑戦者の立場でもあったのですが、本当に丹内騎手が良い競馬をしてくれました。昇級初戦でもあの競馬が出来たというのは、凄く収穫があったのではないかと思っています。
結構タフな馬場で、厳しい展開のなか頑張ってくれましたし、直線で最後に苦しくなって左にもたれる所もあったので、レース後は状態を慎重に見極めてという所でしたが、レース後に山元トレセンに放牧に出て、疲れが見られるということだったので、天皇賞は自重して宝塚記念に目標を切り替える形になりました。牧場で疲れを取ってから立ち上げていただいて、入厩した段階では心身ともとても良いコンディションだったので、いたって順調にここまで来ることができました。
丹内騎手が2週前、1週前と乗ってくれて色々とフィードバックをくれましたが、追い切りの動きも日経賞の時より素軽さがありましたし、1週前の動きも見ていても十分な動きだったと思いました。
(今朝の追い切りは)日経賞の時の反省として、初めての重賞挑戦ということでメンバーも強くなりますし、今まで以上に仕上げを高めていかないと、というテーマでやっていました。休み明けということで追い切りの動きに少し渋いところがあった中で、こちらとしてもピリッとしてくるように色々試行錯誤をしながらでしたが、(レースで)直線で最後に左にもたれてしまうような所がありました。日経賞の反省としては、馬に求めすぎたかなと......。そこで若干、馬に苦しい所もあったのかなと、反省材料がありました。今回に関しては馬の動きが多少渋くても、競馬でこれまで結果を残してきてくれていた馬なので、あまり求めすぎず、ということをテーマに、いつも通りであればというか、今週もさらに上を求めていくというよりも、先週のような追い切りが出来れば良いな、というところでした。変わらずに良い動きだったと思います。
(阪神2200mは)1コーナーまでの距離が長いので、この子にとっては競馬がしやすい舞台と感じています。(連勝のなかでの成長過程は)元々ちょっと緩いところがある馬だったのですが、1戦1戦じっくり進めていくことで3歳の夏ぐらいからようやく、前後がつながるようになりました。そういったところで1つ1つ競馬で結果を残していくなかで、丹内騎手にお力添えをいただいて未勝利、1勝クラスと勝ったあとは距離を延ばして2勝クラス、3勝クラスと勝つことができました。そういった意味では馬が着実に成長しているので、あまりこちらが求めすぎずに、いつものこの子のスタンスで行けたらと思っています。
日経賞の時にはちょっと肩に力が入り過ぎていたことが反省点としてありますし、今回は凄いメンバーで、日経賞以上に厳しい戦いになるとは思いますが、気負いすぎず、まずはこの馬が良い状態で臨めればいいなと思っています。強い相手と戦う事でまたひとつ収穫や成長、次につながるものが得られたら良いなと思っています。
オープンに上がってまだ1回しか走っていない立場ではありますが、これからまだまだ成長が見込めると思いますし、現状でどれだけ戦えるか、こちらとしても精一杯努めたいと思います。何とか応援していただけたらありがたいです」
(取材:大関隼)


