6月14日(日)に阪神競馬場で行われる第67回宝塚記念(GI)に出走を予定しているクロワデュノール(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)について、追い切り後に行われた斉藤崇史調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。
「先週水曜日の追い切りは久々にしっかり行ったのですが、思っているより上がってこなかったというか、一本やればある程度上がってくるだろうという見込みが立っていたのですが、思ったより上がってこないというところでした。日曜日(7日)は長めから併せるような形にして、直線は目一杯に併せてきたのですが、それでもパッとしないというか、そんな印象がありましたので、どのようにしようか、週末から今週にかけていろいろと厩舎でも話をしながらきょうに至りました。
日曜日にやったことで少し活気も戻ってきたようなところもありますし、ようやく上向いてきたのではないかという印象もあった中でのきょうの追い切りでした。前に一頭置きながら追いかけるというのはいつもの形ですが、じわっと並びにいくというよりは、加速するところはする、待つところは待つというメリハリをつける感じで団野騎手に乗ってもらいました。時計は結果的に出たという感じでしたが、向正面に入るまでの間や、向正面で馬の後ろにはめた時の雰囲気とかは、先週の水曜日や日曜日より断然良くなっていましたし、そのぶん、直線もしっかり動いた中でフィニッシュすることができましたので、ようやくこれで走れるところぐらいまでは来たのではないかというように感じました。まだ物足りないところはたくさんありますので、それがあと3日でどう変わってくるかというところだと思います。
前走の天皇賞は、秋に凱旋門賞に行くか行かないかを天皇賞の内容を見て決めたいということで使いましたが、正直、内容だけで言うとあまりいいものではなかったと思いますし、あの内容を見て、ことしは凱旋門賞の登録もやめようということでオーナーサイドと話をしました。さすがに走り切った後は疲れていましたが、次の日からは普通にいつも通りの感じでしたし、特別疲れてしまってもう宝塚記念は無理だという感じは受けませんでした。二週前に併せ馬をした時の雰囲気は悪くなかったですし、これならいい状態で使えるという感じではあったのですが、そこから思ったより上がってこなかったというか、むしろ一週前に向けて停滞したと言うか、そんな印象がありました。
去年の秋、フランスと、ジャパンカップと、2回続けてあまりいい走りができず、もどかしいようなところがありましたので、何とかことしは花を持たせたいと思ってやってきたのですが、大阪杯にしても、天皇賞にしても、うまくいかない部分があった中で勝ってくれたあたりは馬の力なのではないかと思いますし、さすがに偉い馬だと感じます。大阪杯、天皇賞と勝って、こうして三冠のチャンスを持って挑めるというのはなかなか無いことだと思いますので、あと3日ですが、もっといい状態に持っていけるように、頑張ってやっていきながら競馬の日を迎えたいと思っています。競馬に行けばある程度走ってくるのではないかとは思うのですが、きちんと走れるまでの状態に持っていけるかどうかというところだと思いますので、今はどうやって持っていくかということを考えています。
ことしに関してはメンバーも揃いましたし、面白いレースになるのではないかと思いますので、ファンの皆さんのためにもいいレースをしないと、と思っています。コースについては、どの距離やどのレースへ行ってもしっかり走ってくれるイメージがありますので、それほど心配いらないのではないかと思っています。暑さに関しても、去年のダービーもまあまあ暑かったですので、それほど気にしなくてもいいのではないかと思います。
とても多くの方が応援してくれているのは励みになりますし、変な状態では出せないというか、毎回しっかりとした状態で走らせないといけないという部分で、こちらにとってもいいプレッシャーになると思っています。もっと応援してもらえたらと思っています。
今回もファン投票1位ということで、本当に大勢の方に応援してもらって、おかげさまで春の二冠を勝たせてもらうことができました。三冠というのはなかなかチャレンジできることではありませんが、そこに向けて馬も厩舎スタッフも頑張っていきますし、当日はジョッキーも頑張ってくれると思いますので、ぜひ競馬場やテレビで生で応援してもらって、いい走りをするところを見てもらえたらと思います。楽しみにしていてください」
(取材:三浦拓実)


