東京11Rの第87回優駿牝馬(3歳GI・牝馬・芝2400m)は5番人気ジュウリョクピエロ(今村聖奈騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分25秒6(良)。クビ差の2着に3番人気ドリームコア、さらにクビ差の3着に2番人気ラフターラインズが入った。
ジュウリョクピエロは栗東・寺島良厩舎の3歳牝馬で、父オルフェーヴル、母ハッピーヴァリュー(母の父ゼンノロブロイ)。通算成績は6戦4勝。
レース後のコメント
1着 ジュウリョクピエロ(今村聖奈騎手)
「夢を見ているみたいです。騎手をやっていて、週末に悔しい思いをすると、週中には勝つ夢を見ることもあったりしますが、夢を見ているみたいです。(東京の)2400mに乗ったことがないと、ファンの方も気にしていたと思いますが、彼女のことは一番わかっていると思っているつもりでしたし、落ち着いて乗れたと思います。身近で応援してくださっている方々は、一番近くでいろいろ知っていると思いますし、その人たちと喜びを分かち合いたいと思っています。
直線が長いこともあり、前半の入りでムキになるところはありましたが、途中からはリズム良く走ってくれました。無理して、意識して外々と考えていると、東京は直線が長いと思って、いろいろな方々が教えてくださったおかげもあり、落ち着いて乗れたと思います。彼女は素晴らしい馬です。私が乗っていても、ついて来いと、男気があります。
今日はたくさんの方々にお集まりいただき、テレビでもたくさんの方々に応援していただき、ありがとうございます。オークスまでの間に、たくさんの方々から応援してもらっていて、残り1週間で、関係者の方から応援していただいて、ジョッキーは素晴らしいと思いました。こんなにたくさんの方から応援してもらうことはめったにないなと思いながら、期待に応えたい一心で乗っていました。
本当にしんどいこともたくさんありましたし、悔しい思いもたくさんしましたし、現状では全然満足していない中、勝たせてもらって、馬に感謝の気持ちでいっぱいです。一頭一頭にきちんと向き合って、しっかり馬に乗る楽しさをいろいろな人に伝えていきたいと思いますし、次の1勝ができるよう頑張りたいと思います」
(寺島良調教師)
「装鞍所までは思ったよりも落ち着いていましたし、輸送も含めて雰囲気よくいけたのですが、パドックのたくさんのお客様の前では途中から発汗も多くなり、気合いもかなり乗っていて、正直どうなるのかなという感じはしました。ゲート裏に行くころには雰囲気が良くなっていました。スタートは思ったよりしっかり決めてくれて、1コーナーから2コーナーはうまく入ってくれたなと見ていました。スローペースだったので、どこから動いていくのかなと思っていましたが、今村騎手もとにかく我慢させられるだけ我慢させるというのは決めていたみたいなので、その通りに乗って、馬もそれに応えてくれたという感じです。直線半ばで追い出した時にスッと反応してくれて、反応が良かったので『これはちょっと、あるかな』と思いながら見ていました。ゴール前はもう、『凄い凄い』としか言っていませんでしたね。今回がダメでも次があるだろうとは思っていましたが、いきなりこのチャンスをものにして、騎手も馬も凄かったです。感謝しかないです。今後に関してはオーナーと相談して、馬の状態を確認して、走る馬であるのは間違いないので、よく考えていきたいと思います」
2着 ドリームコア(C.ルメール騎手)
「前の方にいましたが、残念ながらペースが遅く、少し引っ掛かりましたし、外にモタれて、エネルギーのロスはありました。それでもゴールまで頑張ってくれました。精一杯走ってくれて、よく頑張ってくれました」
3着 ラフターラインズ(D.レーン騎手)
「少しテンションが高くなりやすいので、レース前から心配していましたが、落ち着いていましたし、すごく良かったです。パドックから、返し馬、ゲート裏と、精神的にいい具合で競馬が出来ました。外枠から、この馬としてはいいスタートを切って、レースの最初の方はポジションが外になってしまったところはありますが、ペースが流れてからはいいリズムで折り合いもつきました。直線に入っても終いは素晴らしい脚を見せました。長いスパンのハイスピードを見せてくれました。最後の最後は届きませんでしたが、馬は全てを出して走ってくれました。素直に走ってくれました。将来期待できる馬になると思います」
4着 リアライズルミナス(津村明秀騎手)
「勝ったかと思いましたが・・・。あまりにペースが遅く、このままいたらこの馬の良さが生きない感じがしたので、自分から上がっていきました。手応えも良かったですし、残り200mまで夢を見ました。ただ、坂を上ってからは脚が鈍ってしまいました。いい馬ですし、秋はもっと良くなると思います。楽しみです。距離はこれくらいあっていいです」
5着 スウィートハピネス(高杉吏麒騎手)
「距離が伸びていい内容でした。徐々に馬も良くなっています。ただ、最後は瞬発力勝負になってしまいました。もう少し時計がかかれば差が詰まっていたかもしれません」
6着 レイクラシック(M.ディー騎手)
「調教師とも話していましたが、自分の思い描いていた、作戦通りの形で運べました。直線までいい形で運べましたし、一瞬勝てるかなと思ったくらいです。最後の100mで脚色が同じになってしまいましたが、まだ体がしっかりしていない面があるので、そういったところが出たのだと思います。今後の成長に期待したいです。間違いなく能力はありますので、成長を待ちたいです。今の時点では2000mくらいが良いのではないかと思います」
7着 エンネ(坂井瑠星騎手)
「ゲートで後手にまわり、それが痛手になりました。理想は勝ち馬のポジションでした。秋に期待したいです」
8着 アランカール(武豊騎手)
「最後の直線は瞬発力の差が出た気がします」
12着 スターアニス(松山弘平騎手)
「状態は良かったです。スタンド前発走で気が入っていましたし、スタートから前向きさが勝っている感じで、その分最後まで持たせることができませんでした。距離は大丈夫だと思っていましたし、厩舎もそこに向け、いろいろ工夫をして距離が持つように調整してくれていましたが、それをレースで出せず申し訳ないです」


