13日(水)、良馬場の川崎競馬場で行われた牝馬限定ダートグレード競走の第72回エンプレス杯(JpnII・2100m 出走8頭)は、序盤は後方2番手に構えていた2番人気メモリアカフェ(JRA)が徐々に外から進出すると、直線では鮮やかな末脚で差し切り、前走兵庫女王盃からダートグレード競走連勝を飾った。勝ちタイムは2分16秒1。
1馬身差の2着に連覇を狙った1番人気テンカジョウ(JRA)、さらに1馬身1/2差の3着に5番人気レイナデアルシーラ(JRA)が逃げ粘った。以下4着プロミストジーン、5着アピーリングルックまでJRA勢が続き、地方馬はマテリアルガール(浦和)の6着が最高だった。
勝ったメモリアカフェは父ナダル、母ルミエールカフェ(その父マンハッタンカフェ)という血統の4歳牝馬で、JRA美浦・柄崎将寿調教師の管理馬。通算成績は8戦5勝、重賞は2025年の関東オークス、今年の兵庫女王盃に続いて3勝目。
<レース後の関係者コメント>
1着 メモリアカフェ(クリストフ・ルメール騎手)
「レース前は勝つ自信がありました。前走は凄く良い競馬をしてくれたので、今回も大きなチャンスがあると思っていました。パドックで良い状態に見えたので、自信がありました。前半あまり進んで行かなかったですし、良いポジションを取れませんでしたが、今日は長い距離だったので全然心配していませんでした。馬はだんだん自分のリズムを見つけましたし、エンジンもだんだんパワーアップしました。3-4コーナーの手応えも良かったですし、直線でいつも通りの脚を使えると思いました。ムチを入れなくても楽勝でした。本当に良い脚でした。前走は(園田の)1870mでしたが冷静に走っていましたし、関東オークスを勝った時も2100mだったので、長い距離は全然問題ないですね。この先どこに行けるかはまだ分かりませんが、だんだん強くなってきているので、GIレベルを期待しています」
(柄崎将寿調教師)
「程よく気合が乗って、(イレ込みは)許容範囲だったと思います。思ったより後ろからの競馬で、終始ドキドキしていました。この馬の強みは操作性の良さで、どこの位置からでも競馬ができるのが良いところだと思います。馬としては2100mは長いと思いますが、関東オークス、エンプレス杯と勝って、距離をこなしてくれましたし、1600mも守備範囲で、レースに合った走りができます。遅くまで応援ありがとうございました。強い競馬を見せられて、僕も驚いていますし、見ているほうもドキドキする、良い競馬だったと思います」
2着 テンカジョウ(松山弘平騎手)
「スタートが良く、流れに乗って、きょうはすごく良かったです。道中のリズムも良かったです。上がっていきたいタイミングで上がっていけて、追い出しを我慢する余裕もあって、直線も手前を替えてくれているのですが、勝ち馬が思った以上にすごい脚でした。強かったです」
3着 レイナデアルシーラ(田口貫太騎手)
「良いリズムで逃げられました。自分のペースで行けて、良い競馬ができましたが、勝ち馬が強かったです。この馬も力をつけていると思います」
4着 プロミストジーン(武豊騎手)
「距離はこなしてくれていますが、前回ほどは伸びきれなかったです。バテてはいませんが、伸び負けました」
5着 アピーリングルック(戸崎圭太騎手)
「良いスタートを切って、リズム良く行けましたが、真面目に走っている感じで、距離はもう少し詰めてもいいのかもしれません」
(取材:山本直)


